子の夜泣きに「泣きたいのは私」 – 倉持由香

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BLOGOS読者の皆様、こんにちは! 人妻尻職人の倉持由香です。今月も子育てにてんやわんやしていました。夜泣きってこんなに大変なものなんですね……。

生後3〜4ヶ月の頃は、まとまって8時間くらい寝てくれるようになって「よっしゃ! 助かった〜!!」と思っていたんですけど、5ヶ月の終わり頃から夜泣きがはじまってしまいました。

赤ちゃんにはメンタルリープといって精神的に成長する代わりに心が不安定になる「ぐずり期」があるそうなんです。産まれて3週間で「え!?ここはお腹の中じゃないの!?ギャー! こわいよー!!」って気づいたり、6ヶ月の時に自分と他者との距離を理解しだして「わ! ママがいない!ギャー!」ってなったり。そこで寂しいという感情を覚えたりするらしいです。

それもあってか、ずっと立ってゆらゆら抱っこをしないと絶対寝ないマンになってしまって……。聞くと赤ちゃんが泣き止むでおなじみ、反町隆史さんの『POISON ~言いたい事も言えないこんな世の中は~』をループしながら毎晩ゆらゆらする日々。

私はもちろん座った方が楽なんですけど、息子は足が地面に着くのがなぜかイヤみたいで、ずっと立って寝かしつけ。やっと寝たと思って下ろすとまたギャーッと泣いての繰り返し。結構しんどいですね……。

そんなしんどい中で思いついたのが、夫と私で、15分ごと交代の寝かしつけ勝負!(笑)

15分の制限時間内でいかに寝かせるかがポイントなので、抱っこひもでゆらゆらしつつビニール袋の音を聞かせるなど、工夫が上手になってきました。負けた方は息子の隣に布団で寝て、勝った方はベッドで一人で寝られる権利。夜泣きで起こされない睡眠を確保するために、夫婦の仁義なき戦いが繰り広げられています(笑)

「ママは寝られなくても大丈夫」はウソ

最近はありがたいことにお仕事が忙しくなってきたんですが、それによって育児と仕事の両立がキツくなってきたんです。気がついたらノイローゼ寸前になっていて、体が動かなくなってしまいました。

息子が泣いていて、「何かしてあげなきゃいけない!」と頭では分かっているのに上手く体が動かせず何もできない状況になっちゃったんですよ。夫が慌てて「大丈夫!?」と育児を代わってくれて寝させてくれて、何とか回復しました……。

私は起こされなかったら余裕で15時間寝ちゃうくらいのロングスリーパーなので、ぐっすり寝られないことが相当ストレスだったみたいで。

「寝られなくてもママは大丈夫になります。夜泣きで起きるようになるし、ママは不思議とそういう体になっていきます☆」という記事を見ましたけど、眠いものは眠いんです!

ちゃんと寝ないと人間は頭が働かないし、体が動かなくなるから寝ないとダメだと分かりました。

これまで、仕事の事前準備を大切にするのがモットーだったのですが、子育てでなかなか準備の時間が取りにくくなってきてしまったのが悲しいです。

例えば、ラジオで話すために漫画を事前に読み込んだり、ゲーム番組の前はできるかぎりプレイしたり、ご一緒する共演者について調べたりといった準備の時間が取れなくて。仕事の前日に息子の夜泣きがひどいと「え〜ん!! ママだって泣きたいよ〜〜!!」という気持ちになってしまいました。

立ってゆらゆらしながら「頼むよ〜、扶養に入っているうちはちゃんとママを働かせてくれよ〜〜。扶養から抜けたら自由にしていいけど、ママも働かなきゃいけないからね。分かってね〜〜」と語りかけたり。その時は切実な思いが伝わったのか寝てくれました。

倉持家、広い部屋へ引っ越す

そんな夜泣きが激しい状況の中、いい物件が見つかったので引っ越しを決めてしまったのです!

プロゲーマーの夫も大事なリーグ戦の真っ最中だったので、こんな時に引っ越ししてる場合ではなかったのですが、息子がずり這いを習得して部屋を大移動するようになったため、部屋が広くないと厳しくなってしまって。

ゲーム部屋に夫のPCと配信機材、リビングに私のPC配信機材を置いていたので、息子スペースがほんのちょっとしかなかったのです。

さすがに可哀想だったので、いい部屋が見つかったタイミングで無理やり引っ越ししました。私は物がなかなか捨てられない性格なので、段ボールがなんとトラック3台分!!

いつまでも終わらない荷造りが地獄でしたが、荷解きも地獄で。ずっと中腰で作業をしていたから腰を痛めてしまいました。足の指に痺れも出てきてしまったので、早めに整形外科に行ってこようと思います。

お気に入りの衣装や嬉しかったお仕事の台本、いただき物のハイブランドの紙袋とか箱、リボンなんかも捨てられなくて取ってあるんですよね。「もったいない! 何かに使えるかも!」で捨てられない。結局使わないんですけど……。息子の荷物もどんどん増えていくし、今後はちゃんと断捨離していきたいなあ。

新居は85平米なので、今までの部屋よりかなり広くなりました。これで息子がハイハイしまくるようになっても安心です!

子どもが産まれて人生の主人公が自分ではなくなった

今年もそろそろ終わりますが、子育てに追われていたのであまり記憶がないです(笑)2021年は気がついたら12月になっていたという印象。6月1日に息子が産まれてからは、毎日ミルクとオムツ替えと抱っこで1日が終わってるんですよね。

お仕事以外はずっと家にいるので遊びに行った記憶もなく……。年々「あっという間感」が加速していて、「時が消し飛んだ?スタンド攻撃!?」となっています(笑)

子どもが産まれてから、人生の主人公が自分ではなくなったというか、息子が主人公に交代した気はします。今までは、自分が一番大事で自由気ままに生きてきたけれど、一番大切なものが代わりましたね。息子をちゃんと育て上げるために、お仕事がんばります!

最近はまたゲーム関係のお仕事が増えてきて嬉しい限りです。先日は豊洲PITで行われた音楽フェスとeスポーツの融合イベント『GAME OVER FES』でアシスタントMCをやらせていただきました。観客ありのオフイベントは久々だったのですが、すごく楽しかったですね。

来年はコロナ禍が落ち着いて、オフイベントがまた毎週のように開催される日々が戻ってきますように。

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