「多発性骨髄腫」巡り医師が言及 – 中村ゆきつぐ

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俳優の佐野史郎さんが多発性骨髄腫であったことを告白されました。

ここ10年で治療が劇的に変化した多発性骨髄腫。以前幡野広志さんのバズフィードの記事について書きましたが、あれからさらに治療、予後は進歩しています。それこそ今では長期生存も望める悪性疾患となってきています。

患者さんへの説明資料をあげてくれている古賀さんのツイートをあげておきます。あとコロナ感染では重篤になるリスクの高い疾患でワクチンが推奨されています。

私も記事から想像される治療経過を想像しながらツイートしました。

メディアの報道が抗体を作る形質細胞のがんといったせいか、ワクチンに関連づけたデマツイートが目立ちました。本当反ワクチンの輩へ、知らないなら黙っとけ。

10年前は不治の病。5年前までは完全には治らないけど日常の生活ができるぐらい落ち着かせることができるようになった病。そして今はもしかすると治癒するかもしれない病。本当血液内科疾患において一番予後が改善した疾患です。この時代に血液内科をやっていてとても楽しい10年でした。

宮川花子さんの時も書きましたが、メディアも正しくしっかり報道してくれることを期待したいです。今後も多発性骨髄腫の患者さんがたくさん助かっていくために。

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