厚生労働省が開発した新型コロナウイルス接触確認アプリ「COCOA」はスマートフォンのBluetoothで他端末と通信を行って接触の検知を行うものですが、検知の条件に「1メートル以内かつ15分以上の接触」という基準が設けられています。「COCOAログチェッカー」を使えば、1メートル以内かつ15分以上という基準を超え、OSが検知した新規陽性登録者との接触ログすべてを対象に接触の有無を確認できます。
COCOAログチェッカー
https://cocoa-log-checker.com/
COCOAによる陽性者との接触の検知には一定の基準が設けられていますが、Bluetoothの電波が届く範囲に陽性者がいた場合のログそのものは記録されています。COCOAログチェッカーはそのログを抽出して「陽性者がBluetoothの電波が届く範囲に一瞬でもいたかどうか」を確認することができるツール。このツールで陽性者との接触が検知されたからといって、必ずしも濃厚接触に該当するわけではないという点に注意が必要です。
このツールは、iOS/AndroidのCOCOAからログをコピーし、COCOAログチェッカーのページの入力欄にペーストし、チェックボタンを押すという手順で利用できます。
◆iPhoneでの利用方法
実際にiPhoneで利用してみますが、大前提として端末にCOCOAをインストールしている必要があります。まずは「設定」アプリを開き、「接触通知」をタップ。
「使用中」をタップ。
「接触チェックの記録」をタップ。
記録がずらっと表示されますが、その下部にある「接触チェックの記録を書き出す」をタップします。
そして「コピー」をタップ。
COCOAログチェッカーのページにアクセスし、下部にある入力欄にペーストして「チェックする」をタップします。
すると、以下のように結果が表示されます。
◆Androidでの利用方法
「設定」アプリを開き、「Google」をタップします。
続いて「COVID-19 接触通知システム」をタップ。
右上のハンバーガーメニューをタップし……
「アプリによる接触確認の履歴」をタップします。
そして、右上のハンバーガーメニューをタップし……
「接触確認の履歴を保存」をタップ。
Googleドライブやローカル等にファイルを保存します。
そして、保存したファイルを開き……
ファイル内のテキストをすべて選択してコピーします。
COCOAログチェッカーのページにアクセスし、「Android」をタップ。入力欄にペーストして「チェックする」をタップします。
すると、以下のように結果が表示されます。
なお、COCOAログチェッカーはGitHub上にソースコードが公開されています。
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