こんばんは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。
菅首相外交、訪米会合で総決算 - 野党「卒業旅行」と批判https://t.co/kgTsOJC5TG
— 共同通信公式 (@kyodo_official) September 14, 2021
菅首相がアメリカ・オーストラリア・インドと4カ国でつくる「クアッド」の枠組みで、初めて首脳会談をするために訪米することが決定しました。
言うまでもなく自由主義国家によるネットワークで安全保障を強化することは我が国喫緊の課題であり、首相の出席が必要不可欠な歴史的会談です。
しかし残念ながら、一部野党からは上記の記事のように
「卒業旅行だ」(立憲民主党幹部)
「コロナ対策に専念すると言ったじゃないか」
などの批判が出ています。
前述の記事も「菅内閣の総決算としたい考えだ」と角度をつけてますけども、外交は自分たちだけの都合でできるものではありません。
この歴史的な会合の設定に主導的に動いてきた日本国の首相が欠席など、事故ある場合以外はあり得ない。批判する方に伺いたいが、ではわが国だけ外務大臣を派遣するのか?国際情勢安穏ならざる今日我が国の国内事情で延期すべきなのか?菅首相の好き嫌いではなく国益で判断すべき事柄。リトマス試験紙。 https://t.co/OWP4sdhRDi
— Koji Matsui 松井孝治 (@matsuikoji) September 14, 2021
コロナ対応も外交も勿論、両方が重要であり、外交においては何より首相の顔に代わりは効きません。
これを批判することはまさに「批判が目的となっている」状態であり(あるいは本気で国益を損ないたいか)、私としては国益の観点から菅首相にはしっかりと最後まで務めを果たしていただきたいと思います。
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批判の急先鋒となっている立憲民主党の中にも、外交安全保障の重要性から健全な意見も出ており、
我が国にとって首脳外交は重要。同盟国+友好国と会談する今回の訪米は特に。立憲民主党は外交と対話を重視する政党なのだから「卒業旅行」などと批判すべきではない。
首脳外交に成果を求め、帰国後に検証するのが、私たち立憲民主党のまっとうな役割だ。https://t.co/Gq2TmGuv0f— 衆議院議員 泉健太ἰf立憲民主党政調会長 (@office50824963) September 14, 2021
こうした考えで前向きな議論ができることを望むばかりであるものの、残念ながら一部野党の「とにかく批判」「逆張り」というスタンスには選挙戦略上の合理性があることも確かです。
立憲民主党の政権公約について、中道票を取るなら左翼的な訴え止めろといった議論がありますが、中道で票が取れるなら国民民主党はもっと強いはずでして。
— 菅原 琢(SUGAWARA, Taku) (@sugawarataku) September 13, 2021
逆張りせずに政策で勝負しようとしている国民民主がほぼ空気なことからもわかるように、野党にとっては過激に逆張りをしてメディアを味方に付けるのが、合理的な戦略なのでしょう。単なる逆張り政党になるのは、野党が愚かなわけではなく、合理的だからなんですね。 https://t.co/GEzSSqzfRq
— 勝川 俊雄 (@katukawa) September 13, 2021
ほんと、こうしたTweetで指摘されている通りなんですよね…。
「政局より政策を」と言いつつ、マスメディアが取り上げるのはわかりやすい対立や批判ばかり。理性的で建設的な政策論には、(つまらないから)多くの方が見向きもしてくれないのが現実です。
主張についても、中道に寄るよりは左右に振った方が明確な支持者を取り込みやすく、政権交代より「野党として一定規模で存在し続ける」ことを目的とするなら左に振り切ることも賢い生存戦略と言えるわけですね。
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そうした中で維新がなんとか存在感を示せているのは、大阪を中心に多数の首長を擁し、実際に政策実現をして伝えることができているからで、それがなかったら本当に厳しいだろうなと思います。
是々非々で政府与党に臨むことは「腰巾着だ」「ゆ党だ」と批判され、物足りなさを感じる人もいるかもしれません。
ただそれでも、政権交代に近道なし。
遠回りに思えても、地方自治体で着実に実績を重ねながら、政策論を愚直に訴えていく他ありません。
外交安全保障は現実路線、経済・社会政策は大胆な改革を。
維新八策2021(テキスト版も公開されました!)
https://o-ishin.jp/news/2021/08/25/11008.html
広報物の作成も鋭利、進めてまいります。
それでは、また明日。
音喜多駿/おときたしゅん
参議院議員(東京都選挙区) 37歳
1983年東京都北区生まれ。海城中・高校→早稲田大学政治経済学部を卒業後、モエヘネシー・ルイヴィトングループで7年間のビジネス経験を経て、都議会議員に(二期)。 地域政党「あたらしい党」前代表。ネットを中心に積極的な情報発信を行い、政治や都政に関するテレビ出演、著書も多数。37歳、二児の父。日本維新の会から公認を受けた参院選にて初当選、参議院議員に。ネットを中心に積極的な情報発信を行い、日本初のブロガー議員として活動中。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)」
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