フジロックの開催に病床増は必須 – 中村ゆきつぐ

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少し低下したとはいえ新規感染者4日連続の東京都5000人、全国20000人越え。やや頭うちとはいえ感染はまだまだ燃えています。

そんな中フジロックが開催され、その密な映像が波紋を呼んでいます。その影響は多分このユーロ2020の記事が示してくれるでしょう。

まあ抗原検査をやって参加というPCRより感度の低い陰性証明での開催ですが、0コロナを求めずWithコロナということでの開催という考えなのでしょう。それはそれで一つの考えです。ユーロのように感染者の解析をお願いします。

(ちなみに本筋ではないですが、この抗原検査後のPCR検査の誘導しているのがあのオリパラに反対しているK先生。テレビやツイートで抗原検査反対とかオリパラ開催で政府を批判されていたはずなんですが、何だか言ってることと行動が一致しません。お金儲け対応をこれだけ優先する医師を私は尊敬できません。)

Withコロナ、これが悪いとは思っていませんしGoTo含めてむしろやるべきと今まで言ってきてます。(デルタ株の今は少し微妙です)ただやるならばセーフティネットとしての医療体制の確保は絶対必要で、少なくとも現場丸投げの在宅医療だけでは犠牲者は必ず出ます

その犠牲をパンデミックだからしかたなしとするのならそれを明示すべきですが、その割に「国民の命を守る」だからダブルスタンダードと批判されるのです。それこそ和歌山県ぐらいの対応やっていればそこまで文句は言われないでしょうに。(もちろん規模の違う東京が和歌山と同じレベルではできないのはわかっています。)

何だか自宅療養現場では酸素不足すら言われています。今この時期は本当緊急避難的に病床の確保が必要なのに、1年半抜本的医療体制改革を放置していた以上、いや今回軽症者は入院させないと決めた以上、中等症以上の入院が全員でき、少なくとも自宅待機での死亡を限りなく0にするように病床確保に協力して欲しいんだけどな。野戦病院とか言わず、ただ患者を1箇所に集めるでけでもかなり効率が違うんだけど。

繰り返しになりますが、今個人でやれることはワクチン接種とマスク含めた感染対策、それこそ大声出さずに拍手だけで応援すればそこまで感染者は多くはならないと思っていましたが、このデルタ株ではその予想もわかりません。ならばどうするか。

参加したのなら個人ひとりひとりとして自分だけでなく他人の命を守るためにフェス等で大声は出さないという冷静な行動をとって欲しいですが、政府含めた行政、医療機関等は人間の行動を予測して最低限のセーフティネットである病床の確保に協力して欲しいです。でないと大阪の病床や保健所の人員を削減したあの橋下さんにこう言われてしまいます。喧嘩や批判だけではなく協力を。

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