「推す飯」とは、明るくてらいない気持ちでただ好きな飯を推す活動です。
第15回の今回は辛いもの編。
推し手はライターネッシーあやこ、江ノ島茂道、山本千尋、進行は編集部の古賀です。
こちらの記事では山本さんが「ロイタイ グリーンカレーライス」を推します。
登場人物
サイト関係者きってのカレーファン。ただ辛いだけじゃなく、旨味も感じる辛さが好き。激辛も食べられなくはないが、余力を感じられるくらいの辛さを愛好する。
デイリーポータルZラーメン部部長。うまいものを心から愛し探訪を続ける。唐辛子系の辛さが好き。
辛いものにも酸っぱさを。辛味の分類でいうとエスニック系が大好き。胃が丈夫でたくさん食べられる。
編集部員で当企画の仕切り役。こだわりなく今ここにあるものを食べるのが基本姿勢のため特に推せる品が無いのが悩み。辛いものは大好き。
入手が困難になる時期がある
古賀:
続いて山本さんの推し「ロイタイグリーンカレーライス」ですね!カップ麺の要領でカップにお湯を入れて、混ぜて5分で食べられるという。最後にペーストを入れるとできあがります。
江ノ島:
これ買うためにはじめてカルディに行きました。コーヒー豆だけじゃないんですね。
古賀:
ちょっとまって! はじめてカルディに行った?
江ノ島:
はい。初カルディです。
古賀:
ほんとに!? そんなことできる!?
江ノ島:
もしかしてかなり珍しいですか?
古賀:
いやいや! すみません、私がカルディが好きなので反応しすぎました……! 入ったことないチェーン店、ぜんぜんあるよな。どうでしたか、初カルディ。
江ノ島:
見たことがない商品があって興奮してました。
古賀:
そうなんですよね……このあいだパリッコさん、ジューンレイさん、あと編集部石川と話しててカルディはもう海外ということになりました。カルディから買って帰ってくることを「輸入」と呼ぼうと。
ネッシー:
輸入!
江ノ島:
めちゃくちゃ行ったり来たりを繰り返していたら、店員に呼び止められましたね。
古賀:
あ、これ案外見つけづらかったですよね。品薄の店もあって。私はギリ通販で確保しました。
山本:
いやはや、まさか品切れになっているとは……。実は私も自分で推しておきながら今日買えなかったんですよ。リサーチ不足ですみません!
古賀:
いえいえ! うっかりすると買えないぞというのも大事な情報ですから!
江ノ島:
こちらは神奈川のお店にはなくて、東京のお店で見つけました。
ネッシー:
中野と新三郷(埼玉)のお店にはありました…!
江ノ島:
聞いたら出荷停止で店頭在庫のみになっちゃってたときもあったみたいです。
古賀:
うわ、そんな時期もあったんだ。いまは通販の在庫が復活してるから、あるときに買っとかないとなくなる系の商品なのかもですね……!
山本:
うわー、買います!!
ネッシー:
おおおお!!
カレーメシのグリーンカレー版?
古賀:
山本さん、これはどういうなれそめですか?
山本:
長崎に住んでいて日本最西端なので遅れてるかもしれないんですけども、店でみるようになったのは去年ぐらいからでしょうか。グリーンカレー、大好きなんですがレトルト……めんどくさいなあという時期がありまして。そんなときにばったり出会いました。
古賀:
確かに検索すると昨年から情報が出はじめてますな……。
ネッシー:
私これ滅茶苦茶楽しみにしていました!日清のカレーメシが大好きなんですが、そのグリーンカレー版のような感じなのかなと思いまして……!
山本:
そう、これメーカーが日清さんなんです! カルディと日清のコラボで、カルディでだけ売ってるそうです。前情報なしで食べた時の感動たるやです。ふっくらなんです、コメが。
古賀:
そうか、カレーメシの技術でグリーンカレーをやっているんだ。
ネッシー:
カレーメシ、他のカレーでも作ってくれたら嬉しいなと感じてたんですが、食べたいと思ってた食べ物はもうこの世にあったんだ! と思いました……。
古賀:
願いがあらかじめ叶っているという奇跡。
山本:
あ、米炊かなくていいんだと解放された瞬間でした。しかもグリーンカレーは「ロイタイ」なので、最強の組み合わせなんです。
古賀:
ロイタイはグリーンカレーといえば!っていうブランドですもんね。
山本:
ですよね。ロイタイはパックのレトルトカレーを昔からよく買っていて、レッドカレーとかも美味しいんですが、結局グリーンに戻ってきてしまいます。
古賀:
カップのラインナップの充実が待たれますね……
カルディはコンビニ経営をすべき
山本:
これめちゃくちゃ辛いですよね。
ネッシー:
はい……! 辛さが本気だし、ココナッツの甘みも本気で、本気と本気がぶつかりあっている……。
山本:
ですよね! サラッとしてるのに……っていい意味で裏切られました。
江ノ島:
グリーンカレー特有の辛さがすごいですね。汗出てきました。
山本:
なんでしょうね、中華料理とかの唐辛子系とはちがうところからのアプローチ。
江ノ島:
カップなのにこんなちゃんとした辛さと甘さがあるのかと驚いています。
古賀:
あと肉が思いのほかしっかりしてますよね。
山本:
そう、食べ応え抜群なんです!
古賀:
うっ、うっ……(泣いている)。これはめちゃくちゃ良いですね、私もグリーンカレー大好きで、こんなに手軽に食べれる商品があるとは完全に盲点でした……。
ネッシー:
さっき気づいたんですが、パッケージに「製品からのにおいが……」っていう注意書きがありました。
古賀:
ほんとだ!
ネッシー:
初めて見るタイプの注意書きで、「本気だ……」とぐっときました。
古賀:
本粋でやるためには自らを押さえないという考え方ですね……。
ネッシー:
食べているうちに、だんだん自分がこの辛さに馴染んできて、お腹は満たされてくのに、それに反して、もっと食べたい!!という気持ちがわいてきます……。くせになるとはこういうことなのか……。
江ノ島:
胃が熱いです。
古賀:
これは常備したい。
ネッシー:
常備決定です。これが家に常にある生活は豊かです
山本:
カルディさんには、これのためにお店にお湯ポット置いてほしいなと思ってました。コンビニみたいに。
江ノ島:
お湯を入れて公園で食べたい。
山本:
それです、ビール買ってベンチで。
古賀:
カルディ、コンビニ作ってほしい。
江ノ島:
薄いビールとか取り揃えてもらって。
なんとか麺も入れられないか
古賀:
わたし実はこれカルディで見かけたとき麺だと勘違いしてました。
江ノ島:
あ~~。カップ麺かと思いますよね。
山本:
私も、その流れで麺を入れても最高だろうなあと思い、先にご飯からバーっと食べて、あとでそうめんを入れてみたりしましたが失敗しまして。
古賀:
お米がしっかりスープを吸うから、スープが残らないんですよね。
山本:
そうなんですよ。米にも麺にも申し訳ない結果になったことがありました。
江ノ島:
豊橋にカレーうどんの下にご飯が入っているB級グルメがありますよね。うどんとごはんはいつも一緒に食べたいですからね。この記事で取り上げられてます。
山本:
しかもとろろごはん……!
ネッシー:
思い切ってますね……!
山本:
グリーンカレーはきしめんって合うなあと思ってました。どこかのお店で食べたんですが。形状がエスニック系と相性が良いですよね。
ネッシー:
スープがしっかり絡みそうです
アンチョビを入れるのもおすすめ
江ノ島:
グリーンカレー、思っていた以上に量がありますね。これひとつでお腹いっぱいになる人もいそう。
山本:
味変で、すこーしアンチョビ入れるのもおすすめです。
ネッシー:
気になります!
江ノ島:
異国の味変だ
山本:
この雲仙のカレー屋さんで、地元名産のカタクチイワシの塩辛を使ったグリーンカレーを食べたんですがめちゃくちゃ美味しくて。なにかで代用できないかなと考えた結果、アンチョビにたどり着きました。
古賀:
外食の知恵をレトルトごはんに応用していく姿勢!
山本:
はい、どん欲にいきます!
江ノ島:
これって温めた牛乳を入れたらまろやかで子どもも食べられるようになりますかね
山本:
余裕がない時、それしたことあります。良いです!
古賀:
牛乳絶対合いますよね……。山本さんの自由な工夫を感じた回でした……!
「セブンプレミアム 蒙古タンメン中本 汁なし麻辛麺」へ続く!(近日公開!)
登場人物
サイト関係者きってのカレーファン。ただ辛いだけじゃなく、旨味も感じる辛さが好き。激辛も食べられなくはないが、余力を感じられるくらいの辛さを愛好する。
デイリーポータルZラーメン部部長。うまいものを心から愛し探訪を続ける。唐辛子系の辛さが好き。
辛いものにも酸っぱさを。辛味の分類でいうとエスニック系が大好き。胃が丈夫でたくさん食べられる。
編集部員で当企画の仕切り役。こだわりなく今ここにあるものを食べるのが基本姿勢のため特に推せる品が無いのが悩み。辛いものは大好き。