ケイアイスター子会社、卓上型アバターロボット「ミニミレルン」が展示場を案内

CNET Japan

 ケイアイスター不動産は3月28日、同社のグループ会社であるカーザロボティクスが、インディ・アソシエイツと、住宅展示場案内用の卓上型アバターロボット「ミニミレルン」を共同開発した発表した。同日より、規格型平屋注文住宅「IKI(イキ)」の埼玉、熊谷展示場と、茨城、土浦展示場に導入する。

卓上型アバターロボット「ミニミレルン
卓上型アバターロボット「ミニミレルン

 カーザロボティクスは2021年3月に、住宅案内用の移動型アバターロボット「ミレルン」の開発、導入に関してインディ・アソシエイツと業務提携契約を締結。同年6月には、リモート接客を専門に行う部署であるロボット部を設立した。

 カーザロボティクスによると、ミレルンをIKI展示場に導入することで、一つの拠点から全ての展示場に対するリモート接客が可能となり、営業人数を増やすことなく効率的な注文住宅営業を行えるようになり、成約率は約2倍へと向上したという。

 今回のミニミレルンは、アバターロボット自身の移動用の足回り機能を省いた固定設置タイプで、頭、腕、腰が稼働し、頭部は上下左右に、ボディは左右に向きを変えることができる。高さは45㎝、重量は約5kgで、有線LANによる遠隔操作が可能だ。

 黒い大きな目は、厚さ2mmのスモークアクリル板で、その奥にカメラを配置。口の形に開いた穴の奥には、来場者の声を聞き取るMEMSマイクが埋め込まれ、腹部の縦横に並んだ4つの大きな黒い穴の奥のモノラルスピーカーから、遠隔操作するスタッフの声を伝える。さらに、小さな腕を動かして方向を指し示すなど、簡単なジャスチャーも可能となっている。

 なお、本モデルは、今後のアップデートによるAI(人工知能)機能の搭載を前提としており、来場者やスタッフの顔認証、自動アナウンス機能などの追加・カスタマイズが可能となる。

 今回のミニミレルンの完成により、熊谷展示場と土浦展示場にミニミレルンが、群馬・前橋けやき展示場と栃木・宇都宮展示場にはミレルン配置され、4カ所でアバターロボットによるリモート接客の体験が可能となった。

Source

タイトルとURLをコピーしました