歩くだけで稼げる──。近頃、そういう売り文句のアプリをにわかに聞くようになった。どうやら、「Move to Earn」と呼ばれており世界的に流行の兆しを見せているようだ。
その界隈では有名なアプリ『STEPN』をやってみた私(中澤)。始めるまでに苦戦したことは以前の記事でお伝えした通りである。一方で、始めるのがめっちゃ楽という Move to Earnアプリ の噂を聞いたため確かめてみることにした。
・『Sweatcoin』
そのアプリの名は『Sweatcoin』。App Storeで検索してみると、まず説明文などが日本語なのがありがたい。ふむふむ、イギリス発のアプリなのか。
掲載されている画像が微妙に安いことはさて置き、さっそくダウンロードして起動してみると、アプリ内の文字も日本語に翻訳されている。
この時点で『STEPN』よりは大分親切なわけだが、私が衝撃を受けたのはこの後だ。ななな、なんと……!
もう稼げてしまった……!!
・初期投資がない
『STEPN』だと、アプリをプレイするために約3万円の靴を購入した。ゆえに、それくらいの初期投資は覚悟していたわけだが、特に何かを買う必要もなく歩数の計測が始まり仮想通貨「SWC」をもらうことができたのである。ダウンロード9分……。
・SWCの価値
ちなみに、1000歩歩いたら1SWCがもらえる。現状、この仮想通貨は、アプリ内のマーケットプレイスで使用が可能になっており、商品にはAmazonのクーポンやSHEINのギフトカードなどがある。
で、例えば、25ドルのAmazonのクーポンは5000SWCなので、2022年7月11日時点の相場で超ざっくり計算すると、これを購入した場合の1SWCの価値は約0.7円。あくまで目安だが、1万歩で稼げるお金は7円前後か。
・『STEPN』とは別物
そう考えると、『STEPN』よりは大分少ないようにも思える。さらに、『STEPN』の場合、靴をパワーアップさせることで稼げる額が増えていくが、『Sweatcoin』にはアカウントを育てるとかそういった概念はない。例えるなら、ちょっと仮想通貨のもらえる万歩計だ。
ゆえにゲーム性もない。共に、歩くだけで稼げると噂のアプリだが、導入からシステムまで全く別物であった。どちらが好きかは好みによるだろう。
なお、私はどちらもやっている。同時に起動することができるからだ。最後に、現状ではアプリ内のマーケットプレイスでの使用のみとお伝えしたSWCだが、公式Twitter「@SweatEconomy」によると2022年9月12日に仮想通貨取引所に上場する予定らしい。というわけで、投資的な意味でも見逃せないアプリと言えるかもしれない。