ゴールデンウィークのラストは「みずがめ座η流星群」がピーク! 絶好の観測チャンスを逃すな!

ロケットニュース24

楽しかったゴールデンウィークもいよいよ最終日。事前の天気予報では圧倒的に雨だったが、蓋を開けてみれば、そこそこ天気にも恵まれた方だと思う。

SNSでは「人多すぎ」なんて言葉も連日トレンド入りしていた。きっと多くの方が、久しぶりの制約控えめなお出かけをエンジョイできたのだろう。

あとは休んで仕事・学業に戻るだけ……と思っているかもしれないが、まだだ! 毎年この時期恒例の「みずがめ座η(エータ)流星群」が残っている! 今年はかなりの好条件。観測のコツなど、詳しくお伝えするぞ!

・みずがめ座

みずがめ座η流星群は、毎年4月の半ばから5月の後半にかけて活動する流星群。流れ星の見かけ上の中心となる放射点は、その名の通り みずがめ座にある。要は、みずがめ座を中心に、放射状に流星が見られるということだ。

ピークを迎えるのは6日の17時ごろ。その時間では見ることができないため、その前後の深夜~未明の時間帯が観測のチャンスとなる。

みずがめ座とか知らんし(笑) 的な方は、とりあえず午前2時ごろ(東京基準)以降に東の地平線の少し上あたりにあると思っておけばOKだ!

ちなみに今、みずがめ座のすぐ下に土星、火星、木星、金星といったご近所の星が一列に並んでいるので、それらの星を目印にするのもいいかもしれない。


・おススメは西の空

流星群の観測に際し、テンションがアガるのは、やはり長く尾をひくイイ感じな流星を見られた時ではなかろうか。

流星群は放射点を中心として、夜空全体に流れ星が発生する。ただ流星を見るためなら、どこの方角を見ても問題ない。しかし、流星は放射点から離れるほど、長く尾をひきやすい

そしてみずがめ座η流星群 の放射点となるみずがめ座は、先述の通り東京だと6日の午前2時ごろに東の空に顔を出す。日の出は4時44分なので、夜明けまでみずがめ座はずっと東の空だ。 

まとめると、観測するなら6日の午前2時ごろから4時過ぎまでと、7日の午前2時ごろから4時過ぎまでの西の空がベスト! 参考にしてほしい。


・天気は

ちなみに今回、月のことは全く気にしなくていい。今夜の月は東の空に放射点が出てくる深夜を待つことなく、早々に沈んでしまうからだ。

残る懸念は天気のみだが、そこについても今年は条件が良さそう。気象庁によると、6日の天気は那覇や宮崎県などを除き、ほぼ全国的に晴れ!


前後の5日と7日の予報もおおむね晴れるエリアばかり。深夜から未明にかけての流星観測においても、快晴に恵まれる地域は多そうだ。

ということで、今年の「みずがめ座η流星群」は色々な方面で条件に恵まれている。逃すのは惜しいと言わざるを得ない。

皆さんも、連休最後は少し夜更かしして天体ショーを楽しんでみてはいかがだろう。すでに蚊が発生しているので、虫よけ対策はお忘れなく。

参考リンク:国立天文台AMS気象庁
執筆:江川資具
Photo:RocketNews24.
ScreenShots:国立天文台、気象庁

Source

タイトルとURLをコピーしました