2025年までに電球形蛍光灯や写真フィルムなどの水銀製品が段階廃止されることが決定

GIGAZINE
2022年03月29日 16時00分
メモ



2022年3月21日~26日にかけてインドネシアのバリ島で水銀に関する水俣条約の第4回締約国会議が開催されました。この会議で2025年までに水銀を含む電球形蛍光灯や写真フィルム、人工衛星推進剤などが段階的に廃止されることが決定しました。

Minamata COP-4 closes with global commitment to evaluate, expand and strengthen the efforts against toxic mercury | Minamata Convention on Mercury
https://www.mercuryconvention.org/en/news/minamata-cop-4-closes-global-commitment-evaluate-expand-and-strengthen-efforts-against-toxic

「水銀に関する水俣条約」は、水銀による健康被害や環境被害を防ぐことを目的とした条約で、2013年に採択された後2017年に発効しました。「水銀に関する水俣条約」の詳細は以下の環境省のページで確認できます。

環境省_水銀に関する水俣条約の概要
https://www.env.go.jp/chemi/tmms/convention.html


2022年3月21日~26日には、バリ島で「水銀に関する水俣条約」の第4回締約国会議が開催され、2025年までに水銀を含む電球形蛍光灯・冷陰極蛍光灯・写真フィルム・印画紙・人工衛星の推進剤といった製品を段階的に廃止することが決定しました。一方で、直管蛍光灯は意見の隔たりから廃止の決定には至らなかったとのこと。


段階的に廃止される製品のうち、電球形蛍光灯は世界各国でLEDタイプの電球への移行が進んでいます。また、なじみの薄い「人工衛星の推進剤」についても水銀の代わりにキセノンなどを用いる推進剤がすでに実用化されています。

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2022年03月29日 16時00分00秒 in メモ, Posted by log1o_hf

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