書こうかどうか悩んだが、書こう。本当は左翼が娘をキッザニアに連れて行った珍道中や、慢性前立腺炎と診断されサモ・ハン・キンポー似のお医者さんに情け容赦ない前立腺マッサージを喰らった衝撃体験談、木村拓哉モデルのレイバンをカーッとなって買ったら妻に「ToshIみたい」と言われたなど、この週末の自虐的な笑える話を投稿しようと思ったのだが、やめた。
今朝の朝日新聞の、この社説がひどすぎた。支離滅裂、論理の飛躍、事実誤認も甚だしい。居ても立っても居られなくなり、コメントプラスに2000字の投稿をしたのだが。私の批判の趣旨はそこを読んで欲しいのだが。
新聞なのに、釣り記事もいいところだ。オンライン授業で教育の質を下げるなというタイトルなのに、関連した記述はほぼない。メリット、デメリットがあるとか、質の差が激しいなど、なんら具体性のない形式で書いている。さらに、すべてをオンライン授業に責任転嫁している。例の代返問題や、大学生のメンタル問題などだ。さらには、非常勤講師が増えると講義の質が落ちるかのような記述まである。もう、メチャクチャ、支離滅裂である。
朝日新聞はまず、オンライン授業に関する事実確認から始めてみてはいかがだろうか。特に2021年は全国どこでも100%オンライン授業というわけではない。オンライン授業に起因する問題(直接的か間接的かを分ける)かどうかを検証して頂きたい。オンライン授業に学生が満足しているのもまた事実である。また、大学生のメンタル問題は直視しなくてはいけないが、友達ができない問題という意味では2019年以前からあった問題だ。朝日新聞の社説が書いている問題に対して、大学が行ってきた対策、試行錯誤に関してもあまりに無頓着な言いっぱなしである。
この
・オンライン授業は悪、2019年までの大学生活、最高→だからいまの学生はかわいそうだ
というのは、俗耳に馴染む呼びかけのようで何も解決しない。2020年以降の大学、および大学生はNGだと言っているようにも聞こえる。
この2年間を空白と呼んではいけない。ここでの試行錯誤、学生や教職員の前進を無駄にしてはならない。満腔の怒りを叩きつけよ。