約2ヶ月前に違法な帳簿管理で起訴されていたトランプ前大統領ですが、今度は機密文書持ち出しの件で再び訴追を受けました。
米 トランプ前大統領 国防情報を故意に保持の罪などで起訴 #nhk_news https://t.co/Pan4piYgj8
— NHKニュース (@nhk_news) June 9, 2023
バイデン大統領やペンス前副大統領も私的な空間に機密文書を持ち出していたことが問題になっていました。
【新着記事】アゴラ編集部:またもや民主党にブーメラン?バイデン大統領の機密文書持ち出しが発覚 https://t.co/uLRGG4ROps pic.twitter.com/bO3mlg1Q7h
— アゴラ (@agora_japan) January 12, 2023
しかし、トランプ氏の場合、上記の面々と違って政府機関からの度重なる要請にも関わらず機密文書を返還しなかったことが特に悪質であったと司法省は認定しました。
また、トランプ氏が持ち出した機密文書に核開発やイランの攻撃計画などといった最重要機密の国防情報が含まれていたことも起訴を後押しする強い要因でした。
【起訴状で判明】トランプ前米大統領、37件の罪状で起訴されるhttps://t.co/eMHKYFHQ55
機密文書持ち出しや無許可保持、司法妨害など37件の罪状で起訴された。保持していた機密文書には、米国の核開発計画、軍事攻撃に対する米国と同盟国の潜在的な脆弱性などに関する情報も含まれていたという。 pic.twitter.com/6RZkRFE1jH
— ライブドアニュース (@livedoornews) June 9, 2023
トランプ氏は大統領経験者として初めて連邦罪を根拠に司法省から起訴されています。
起訴状公開:トランプ前大統領は37件の連邦罪で起訴された。 https://t.co/Ny8d5V36ZZ https://t.co/mW8nk889p8
— yuki (@mossye2003) June 9, 2023
トランプ氏の2回目の起訴が決まったと同時に、機密文書が違法に持ち出されたことを明確に認めるトランプ氏の録音も話題となっています。
“As president, I could have declassified, but now I can’t.”
Exclusive from @PaulaReidCNN: Donald Trump acknowledged on tape in a 2021 meeting that he had retained “secret” military information that he had not declassified. pic.twitter.com/8N2buwx2Xm
— The Recount (@therecount) June 9, 2023
“大統領として機密指定を解除できたが、今はできない”
ポーラ・リードからの独自報道: ドナルド・トランプ氏は2021年の会合で、機密指定を解除していない「秘密」の軍事情報を保持していたことをテープで認めた。
民主党はトランプ起訴で正義の鉄槌が下されたと歓迎しています。一方の共和党は今回の起訴がバイデン政権の政治的思惑に基づいたものだとして厳しく批判しています。
BREAKING: US Republican Congressman Andy Biggs says, after Trump’s indictment, that ‘we have now reached a war phase’
— The Spectator Index (@spectatorindex) June 9, 2023
米共和党のアンディ・ビッグス下院議員、トランプ氏の起訴を受けて「我々は今、戦争の局面を迎えている」と語る。
There is no limit to what these people will do to protect their power & destroy those who threaten it, even if it means ripping our country apart & shredding public faith in the institutions that hold our republic together
— Marco Rubio (@marcorubio) June 9, 2023
自分たちの権力を守り、それを脅かす者を排除するためなら、たとえそれが国を引き裂き、共和国を支えている制度に対する国民の信頼を揺るがすことであっても、こうした人々が行うことには限りがない。
マッカーシ下院議長はツイートで、有力な大統領候補を訴追するバイデン政権の不謹慎さ、そしてバイデン大統領のダブルスタンダードを非難しました。
Today is indeed a dark day for the United States of America.
It is unconscionable for a President to indict the leading candidate opposing him. Joe Biden kept classified documents for decades.
I, and every American who believes in the rule of law, stand with President Trump…
— Kevin McCarthy (@SpeakerMcCarthy) June 9, 2023
今日は、アメリカ合衆国にとってまさに暗黒の日だ。
大統領が自分に対立する有力候補を起訴するのは、不謹慎なことだ。ジョー・バイデンは何十年も機密文書を保管していた。
共和党予備選においてトランプ氏の最大のライバルと目されているデサンティスも機密文書をめぐるトランプ起訴を批判し、敵に塩を送っています。
The weaponization of federal law enforcement represents a mortal threat to a free society.
We have for years witnessed an uneven application of the law depending upon political affiliation.
Why so zealous in pursuing Trump yet so passive about Hillary or Hunter?
The DeSantis…
— Ron DeSantis (@RonDeSantis) June 9, 2023
連邦法執行機関の武器化は、自由な社会に対する致命的な脅威である。
私たちは長年にわたり、政治的所属によって法の適用が異なることを目撃してきました。
なぜ、トランプを熱心に追及する一方で、ヒラリーやハンターに対しては消極的なのか。
大統領経験者が一度だけではなく、二度も訴追されることは米国史上初めてで、それだけで驚くべき事態です。
今回の件で改めて明確になったのは、民主党と共和党が全く違う現実を見ており、米国の分断が極まっていることではないでしょうか?