菅直人氏と馬場共同代表が対決 – ABEMA TIMES

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 「橋下氏をはじめ弁舌は極めて歯切れが良く、直接話を聞くと非常に魅力的。(中略)主張は別として、弁舌の巧みさでは第一次大戦後の混乱するドイツで政権を取った当時のヒットラーを思い起こす」。

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 立憲民主党の最高顧問を務める菅直人元総理のこのツイートをめぐり、日本維新の会の馬場伸幸共同代表が衆議院議員会館で隣合う菅氏の部屋を訪れた。まず、菅元総理が馬場氏に対し質問状を読み上げたあと、やりとりが始まった。

 馬場共同代表は「橋下徹氏は日本維新の会を立ち上げたチャーターメンバーの一人」としつつ、「顧問という時期もありましたが、今は全く関係ありません」と主張。その上で、「立憲民主党の最高顧問であり、元内閣総理大臣の菅直人さんが、橋下徹さんと日本維新の会を一体化したように取れる文章で、ヒットラーを思い起こすと言うことについては、橋下徹個人と政党に対する侮辱と受け止めている」と主張。

 また、きのう回答の期限を迎えた立憲民主党への抗議文についても、「回答をお待ちしておったわけです。しかしその対応はなしのつぶてで、全く誠意も見られません。記者会見でも泉代表は反省の言葉もない」と指摘した。

 菅元総理は「橋下氏は今でも維新に対して大きな影響力があると思っている」とし、「関係がない人と言われるんなら、関係がない人の言動に対する私の発言について、あなたから抗議を受ける必要はないし、あなたにお答えする必要はありません。お帰りください。お帰りください!」と語気を強め、対話は平行線をたどった。

 しかし馬場共同代表は「誠意の欠片もない」などとする抗議文を読み上げ、「必要であれば、公開討論会にも応じる用意がある」「よろしければ公開で、その討論を国民の前でされたらどうでしょうか」、さらに「今の大阪市長は松井一郎なんです。お話聞いてると大阪市長が吉村であって代表代行とかね。全然大阪に対する認識ないですね。Twitterでも大阪の“阪”を、土偏で書いてみたりね、もうちょっと大阪のことを勉強された方がいいと思いますよ」「大阪府民をも侮辱しているような、所得の多寡で政党の支持を決めているような、そういうご発言というのは、人権を完全に無視してると思いますよ。立憲民主党の党是から大きくずれてるんじゃないですか」と厳しく批判した。

 それでも菅総理は「話をすり替えないでください」「あなたから抗議を受ける必要がない」「見方であると書いてある、きちんと文章を見てください」とし、「維新の皆さんと公開討論会するつもりはありません。する必要がない」と拒絶。すると馬場共同代表は「それならもうTwitterとかで我が党を批判することはやめてください」と応じ、「私はあなたの隣の部屋だから、抗議でも何でも来いとツイッターも発信されてますから、私は今日こうして抗議文をお持ちしました。そして公開討論会もやりましょうということを申し入れたということを、メディアの皆さん記録として残っていますから、これで失礼します」と部屋を後にした。

 対面を終え、菅元総理は記者に対し「大阪みたいに19の選挙区で、公明に譲ったところ以外は与党の自民党ですら一人も当選できていない、ある意味で異常とも言える状況が東京で再現されるのは看過できないという政治的な思いがある。闘うには相手のことをよく知っていなければならないので、今勉強している」とコメント。

 また、馬場共同代表は「立ち位置が全く違うんだな、他人に対する思いやりも全くないんだな、冷徹な方なんだなということがよく分かった。民主党政権が上手く行かなかったのはそこなんだなと思った」と感想を述べ、「ことさら問題を大きくして面白おかしくするつもりはないが、元内閣総理大臣で立憲民主党の最高幹部である菅さんの言動に対しては今後も強く抗議をしていきたい。謝罪はこれからもことあるごとに要求させていただきたい」と話していた。(ABEMA NEWS)

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