日本維新の会所属の加古川市議会議員・橋本みなみ氏が2023年1月19日、ツイッターで議会のアナログぶりを暴露したことに、匿名の議員から「大変不快」との苦情を受けたことを明かした。
その議員はツイートの削除も求めてきたという。
「議会のDXのリアルな内情」暴露も
1996年生まれの橋本氏は、2022年6月に初当選した新人議員だ。「Z世代政治家」として、SNSでZ世代の価値観や政治観念に関する生の声を投稿している。
注目されたのは、橋本氏が17日に投稿したツイートだ。「1週間ぶりに登庁した新人議員のデスクはこちら」として、複数の文書や封筒が山積みになったデスクの写真を掲載。そのうえで、次のように問題提起していた。
「議会における最新情報はこのように各種書類がデスクに平積みスタイルで配布されます。議員専用のクラウド型文書管理システムもありますが、アップデートにラグがあるし、そもそも活用していない議員が多いのが現状」
その後、橋本氏は19日の投稿で、上記ツイートのスクリーンショットを添付し、
「先日ツイートした『議会のDXのリアルな内情』について、議員の方から匿名で『大変不快である』とのご指摘があり、削除要請を受けた為、削除いたしました」
と伝えた。投稿では「私の不適切な表現によりご不快な思いをおかけしてしまった事を深く反省し、この場をお借りしてお詫び申し上げます。大変申し訳ありませんでした」と謝罪している。
ツイートの削除を受け入れ、謝罪をしつつも、同じ投稿のスクリーンショットを添えて再度の問題喚起をした橋本氏の姿勢には、「反省していないことがよくわかる。怯まずにどんどん発信してほしい」「対抗の仕方が頼もしい」といった声も出ている。