こちらは(株)メディアジーンのメディアコマース・チームが編集・執筆した記事です。
時間を知るだけであればスマホでも十分事足りるなか、腕時計をする理由ってなんでしょうか? フォーマルシーンへの対応や資産価値に期待というのはもちろんですが、ブランドヒストリーや精密機構の造形美に惚れ込んだという方も多いのでは?
ということで今回は、ロマン溢れる機械式腕時計の中でもユニークさが際立つ「4Dコンクリート機械式自動巻き時計」のご紹介です。
著名建築家の安藤忠雄氏にインスパイアされたクリエイターによる製品で、筆者がサンプルを使ってみたところ重厚感と繊細さが同居する素敵な1本でした。
他にもいろいろとチェックしてみたので、ぜひ最後までご覧ください!
1mm以下精度のコンクリート文字盤
本製品は台湾発のデザイナーブランド「22STUDIO」が届ける1本。
冒頭でも触れましたが、同ブランドは安藤忠雄氏から多くの影響を受け、コンクリートが持つ素材の魅力や無機質な風合いを特徴とする製品を数多く生み出しています。
文字盤は螺旋階段風で高低差もあるコンクリート造形で、それぞれの段差はわずか0.3mmという精度で作られているとのこと。
機械制御での金属削り出しであれば簡単そうな数字ですが、水分を含んだ状態から乾くコンクリートで実現できるのはメーカーの努力が感じられますね。
ちなみにコンクリートにはガラス繊維を混ぜて強度アップの工夫もされているとのことです。
手に取ると、金属ボディとコンクリートの質感が相まって非常に重厚感ある1本という印象。
一方でケースの厚みは約15mmとかなりのボリューム感。このあたりは好みが分かれるところですので、記事後半の着用状況を参考にしてみてください。
細部まで美しさを感じる
細部の作り込みもこだわりを感じますが、中でも筆者が気に入ったのが時針。立体的なコンクリート文字盤上を回転するために高さが持たせてあるんです。
この仕様により時計全体の立体感も増しますし、文字盤に落ちる針の影もエモさがあっていいなと思いました。
立体的な時針のとなりには拡大鏡付きカレンダーが鎮座。
これもコンクリート文字盤の低いところに設置された立体造形物になっているので、
ケース内がちょっとしたミニチュアのような印象もあるなと思いました。
風防は高級時計では定番であり、耐久性やキレイさにも定評のあるサファイアガラスとなっています。
ムーブメントはスイスセリタ社のSW200-1を採用。パワーリザーブも38時間あるので、身に着けていれば止まる心配も少なそうです。
バックカバーから見える機構がいかにも機械式時計という感じでいいですね!
どちらも捨てがたい2種のケース
「4Dコンクリート機械式自動巻き時計」を買うとして悩ましいのがケースカラー。
「Signature Edition_Steel look」は腐食などにも強く、医療機器にも利用されるステンレス(SUS316L)を採用。
オーソドックスなスタイルで使いやすそうなのがいいですね。
コンクリートは本来は無機質で冷たい感じにもなりがちですが、この組み合わせだと少し温かみを感じるような気がしました。
もう1つが真鍮を使用した「Signature Edition_brass look」。新品時は光沢もありゴールドな印象が強いですが、経年変化で落ち着いた色合いになっていくそう。
革ベルトと一緒にケースも変化が楽しめるのは楽しみな部分かもしれません。
ステンレスモデルと同様に高級な印象はもちろんあるのですが、クラシカルで柔らかく温かい印象も持ち合わせていますね。
嫌味のない豪華さもあり手元を上品に彩ってくれる1本かと思います。
ケースボリュームはそれほど気にならないかも
前半でも触れたとおり、ケースは約15mmの厚みがあるので存在感はかなりあります。シャツの袖に見え隠れさせるのはちょっと難しいかもしれません。
ただジャケットまで羽織ると、一般的な腕時計の装着感とさほど変わらずに使えると思いました。
個性的かつ美しい腕時計なので、このボリュームも長所として使っていけるといいなと思います。
精密かつ立体的なコンクリート文字盤を備える「4Dコンクリート機械式自動巻き時計」は現在、クラウドファンディングサイトmachi-yaにてキャンペーン実施中。
執筆時点では一般販売予定価格から27% OFFの142,350円(税・送料込)からオーダー可能でした。
高級感もユニークさも兼ね備えた腕時計となっているので、気になった方は下のリンクから詳細をチェックしてみてください!
Source: machi-ya