空飛ぶF1「エアスピーダー Mk3」が2機でドラッグレースを披露

GIZMODO

世界初、空のドラッグレースです。

オーストラリアのAlauda Aeronauticsおよび子会社のAirspeederというベンチャー企業が、かねてより開発を続けている無人eVTOL機「エアスピーダー Mk3」。将来的にはこれを飛ばして「EXA」シリーズという大会が行われるのですが…今回はそれに先駆け、ドラッグレースのテスト飛行が行われました。

2機のeVTOL機が荒野を滑空

場所は南オーストラリアの荒野。2機の「Mk3」はチーム・アルファとチーム・ブラボーに分かれ、遠隔操作で飛行します。その高さは地上15mで、距離300mの勝負です。果たしてどちらが勝ったでしょうか?

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Video: Airspeeder / YouTube

時速155km/hでアっという間にゴールへ。勝負は3.2秒差でチーム・ブラボーが勝ちました。

空中での3次元的なバトルが期待できそう

「Mk3」は重さ100kgで、96kWの出力により最高時速201km/hにて飛ぶことが可能です。時速100km/hに到達するのは、たったの2.3秒とのこと。センサー類はLiDARとレーダーとマシーンヴィジョン、そして機体の周囲に「仮想的な力場」を作る衝突回避システムが搭載されています。こうしたスペックで、ぶつからずにデッドヒートを繰り広げたら、さぞ白熱するでしょうね。

有人eVTOL機「Mk4」の完成が待たれる

彼らは人間が乗って操縦できる「Mk4」の開発を進めているとのこと。「EXA」シリーズ開始予定は2023年なので、そのころには完成しているでしょうね。またこうした飛行技術は、空で貨物の輸送や人の移動などに転用されます。

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Image: Airspeeder

無人飛行のドラッグレースも、ちゃんとシリーズ化したら面白そうですが…やっぱり本命の空中で行われるF1レースが早く見たいものですね。

Source: YouTube, facebook, Airspeeder via Futurism, INTERESTING ENGINEERING

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