Microsoftの新ノートPC「Surface Laptop 5」でベンチマークを行ったあとは、出張などでほぼ常時ネットに接続した状態のときにどれぐらいバッテリーが持つか、そのときボディはどれぐらいの熱を持つのかを確かめてみました。
Surface Laptop 5: タッチスクリーンを搭載した速くて軽いノート PC | Microsoft Surface
https://www.microsoft.com/ja-jp/d/surface-laptop-5/8xn49v61s1bn
◆1:バッテリー持続時間測定結果
Surface Laptop 5のバッテリーについて、公式の技術仕様では13.5インチモデルが「通常のデバイス使用で最大18時間」、15インチモデルが「通常のデバイス使用で最大17時間」という表記になっています。しかし「通常のデバイス使用」というのがどういう状態なのか示されていないため、バッテリーがどれぐらい持つのか実時間を測定することにしました。
測定にあたってはノマド的に外で利用することを想定して、画面の明るさは8割、音量は2としました。1回は軽作業を想定してひたすらYouTubeを視聴、もう1回は重い処理として3Dゲームを動かしました。
その結果が以下。いずれも満充電の状態から、ログが取れなくなる残量3%まで測定しました。軽作業(青線)だとバッテリーはおよそ40分に10%減少し、トータルで360分(6時間)強の稼働。一方、重い処理(赤線)だとバッテリーは10分で10%の勢いで減少し、残り20%からは動作を抑えてバッテリー減少を抑制したものの、最終的に105分(1時間45分)程度の稼働となりました。メモをまとめるなど軽量な動作であれば問題なさそうですが、動画や画像の編集のときは電源を確保した環境での作業が無難です。
なお、バッテリー充電は他に作業をせず充電に専念した場合、残量10%から90%まで回復するのに1時間強。そこからはバッテリー劣化を防ぐために勢いが落ちて、90%から99%までの回復に25分、99%から100%の回復は20分強かかり、トータルで10%から100%までの回復には約110分(1時間50分)でした。
◆2:熱測定結果
出先だと必ずしもテーブルが使えるわけではないので、ノートPCを膝の上に置いて作業したくなることもありますが、それができるぐらいなのかどうなのか、赤外線サーモカメラで撮影してみました。熱は重い処理を行ったときに撮影しているので、常にこれぐらいの排熱になるわけではありません。
キーボードは全体的に40度ぐらい。タッチパッドやパームレスト部分はやや温度が低め。
背面側はACアダプタを接続する右側寄りの排熱が多めで、約43度。
本体をひっくり返して底面を見てみると、温度の高いところが45.5度。じんわり熱いので、長時間膝の上で重い処理をさせるのはオススメできません。
ACアダプタは42.5度でした。
今回使用したのは15インチモデルで、そもそも持ち運ぶには大きいのですが、13.5インチモデルでバッテリー持続時間が劇的に延びるとは考えられないので、「朝から晩まで電源がない環境で使う」などの用途で持ち出すのはちょっと厳しそうな印象です。
「Microsoft Surface Laptop 5」は13.5インチモデルが税込15万1580円から、15インチモデルが税込19万7780円からの設定となっています。
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