AIに生まれ変わったMetaのマーク・ザッカーバーグCEOがインタビューに答えるとこんな感じ

GIGAZINE



FacebookはInstagramが独占禁止法違反の疑いや、差別や暴力の温床となっていること、また10代のメンタルヘルスに悪影響を与えていることなど、さまざまな問題が指摘されています。Facebookから名称を変更しMetaのCEOとなったマーク・ザッカーバーグ氏はメディアのインタビューに答えることがほとんどないことから、数々の問題について、またFacebookやMetaの未来について、「ザッカーバーグ氏のAIを生成してインタビューする」という試みをイギリスの新聞社The Guardianが行っています。

‘I do surfing’: an AI-generated Mark Zuckerberg on Facebook’s bad year | Facebook | The Guardian
https://www.theguardian.com/technology/2021/dec/27/mark-zuckerberg-ai-robot-metaverse-facebook


Facebookは差別の温床になっていると長年指摘されてきました。また2021年には独占禁止法違反の調査が行われたほか、過激派による連邦議会議事堂の暴動に利用されたことや、Instagramが若者のメンタルヘルスに悪影響を与えると知っていながら無視し続けてきたことで大きく非難されることになりました。

2児の父であり37歳のマーク・ザッカーバーグCEOは、これまで問題に対し謝罪しFacebook広告に対してより大きな視野を持つことを繰り返し約束してきましたが、社名をMetaに変更してからは、電動サーフィン・フェンシング・水中翼船・イノシシ猟といった趣味や、仮想空間「メタバース」構築に目を向けだしています。これに関してザッカーバーグCEOはファンとのやり取りの中で「私は今構築している素晴らしいものに集中して、家族や友人と楽しいことをしようと決めただけです」と話したとのこと。

イギリスの新聞社であるThe Guardianは上記のような変化を受けて「ザッカーバーグ氏にインタビューしたい」と考えたそうですが、ザッカーバーグ氏は近年、ジャーナリストと話の場を設けることを避けています。そこで、The Guardianは、コンピューターでテキストをリミックスするコメディツールBotnikと協力して、過去2年間のザッカーバーグ氏の発言からコンピューターを訓練し、AI駆動のザッカーバーグ「Zuckerbot」を生成、本物の代わりとしてインタビューを敢行しました。

質問:
社名をFacebookからMetaに変更したのはなぜですか?

Zuckerbot:
物理的にコンテンツを恐れている多くの出版物が存在するマルチプレイヤーゲームを想像してください。これがインターネットの背後にある基本的なアイデアです。次に太陽を見上げて目を閉じ、仮想のアイテムやお店に囲まれているのを感じてください。これがソーシャルネットワークの最終的な形であり、メタバースです。

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質問:
メタバースで可能になる新しい体験について教えてください。

Zuckerbot:
私たちは「友人について間違ったことを言った人々をエネルギーフィールで疲弊させる」という巨大なプリシラアバターについてのテストを行いました。これが新しいコミュニティポリシーでたくさんのことを解放すると考えています。

質問:
メタバースは結局のところ「ゲームをプレイする」ことですよね?

Zuckerbot:
メタバースは、ヌードコンテンツを抜きで焼かれた大きな価値のある餃子です。

質問:
Metaが大量虐殺や民族的な暴力に影響を与えるまでに、どれくらいの時間がかかると思いますか?

Zuckerbot:
最も提供するのが難しい技術は「平和」です。私たちは「OK、ここが変曲点です。ここから私たちはメタバースに入ります。血を流す争いはただのスパムです。私は過激なものを決して求めません」と言えるツールを作っています。カスタムヘッドセットを覗き込むと、このビジョンが現実のものとなります。

質問:
Facebookは、「プラットフォームによる完全な監視」ができないことを示しています。メタバースで物事がよくなると考える理由は何でしょうか?

Zuckerbot:
メタバースを「私たちの存在の兆候」と考えると、それがビジネスにとって素晴らしい場所だと感じるはずです。私は人々が「ローンのような感覚を持って時間を過ごせる」という現代的な種類の関係を構築しようとしています。

質問:
Facebookの元従業員であるフランセス・ハウゲン氏は、Facebookの大量の文書を持ち出して会社をやめ、報道機関とそれを共有しました。この文書から「Facebookは社会に有害だとFacebook自身が知っていた」ということ、そして「何度も行動に失敗した」ということが明るみに出たことを、あなたはどう感じますか?

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Zuckerbot:
私たちが常に取り組んでいる大きな課題を、多くの人は好きなんだと思います。私たちはFacebookの初期に戻るためのロボットを作り、全てのデータを削除しました。なので過去においてはうまくいくと思います。

質問:
あなたは近年、趣味である電動サーフィンやVRフェンシング、イノシシ猟、民主主義の破壊に多くの時間を費やしているようです。仕事と生活のバランスを保つ秘訣は何ですか?

Zuckerbot:
マルチプレイヤー体験の好きな部分は「価値感」です。これは人間関係のために非常に重要な部分であり、一般的にはコミュニケーション未来だと考えられています。座りながらPelotonバイクやトラフィックの増加など、基本的な価値観や興味を含むあらゆる種類のトピックについて考えるのはとても楽しいことです。

質問:
「Facebookや子どものメンタルヘルスに有害である」という点について調査が行われていますが、自分の子どもにInstaramを使用させますか?

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Zuckerbot:
ティーンエイジャーはインターネットにおいて、さまざまな方法で自分を表現できます。彼らはさらに、我々の「家族永続体験」を使って家族で収益化することが可能です。

質問:
ゲームをしましょう。あなた自身について2つの真実と1つの嘘を教えてください。

Zuckerbot:
1つは「会社を持っていないこと」。2つ目は「私は町の広場に寛容ではないこと」。3つ目は「私はサーフィンをしていて、水の世界に感謝していること」です。

質問:
Facebookは世界をよりよい場所にすると思いますか?

Zuckerbot:
世界は終わりに向かっています。もし私たちがそれを収益化しなければ、私たちはただ水の中に座って最後の数日に向かってリールを作るべきでしょう。

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