データを動画化してYouTubeをクラウド保存場所にする猛者現る

2023年2月27日の記事を編集して再掲載しています。

目を凝らしても3Dには見えませんよ?

写真や動画をクラウド保存するならGoogleフォト、その他のデータならDropboxやOneDriveなどのサービスがありますが、容量を増やそうとしたら課金が必要だったりしますよね。

泣く泣くお金を払うのも、さまざまなサービスに手を出すのも面倒なときがあります。

そこで、YouTubeをストレージとして活用する猛者が現れました。

データを砂嵐に変換

DvorakDwarf氏が開発した変換ツール「ISG(Infinite-Storage-Glitch)」を使います。

このツールは、元データをバイナリー化し、構成するバイトを0~255のRGB数値で再現するピクセル、またはRGBより単純で失敗が少なく、YouTubeに圧縮されても読み書きが出来るであろうバイナリーに置き換え、2×2のブロックとして描画します。

ブロックを超高速で描画し、動画化したのが、以下の投稿です。

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Video: HistidineDwarf/YouTube

見た目は砂嵐ですが、2分47秒の動画にはちゃんとした映像になるデータが仕込まれているのだそう。その際には再び「ISG」を使って変換することになります。

YouTubeだと砂嵐しか見えないので、サムネ表示ができないのはちょっと難点かもしれません。

YouTubeは、1本の動画をアップロードするのには「256GBまたは12時間のいずれか小さい方」という制約がありますが、総数に関しては無制限とのこと。

動画を非公開にすれば漏洩することもないでしょうけども、利用規約に反する可能性もあるので、大事なオリジナル・データをアップロードするのはやめておきましょう。

音楽データでもイケる?

ちなみに80年代には、ラジオ放送からゲームがダウンロードできたので、いつか元データを砂嵐映像ではなく、音楽データに変換してクラウド保存できるツールだって作られるかもしれませんよね。

Source: YouTube (1, 2, 3), GitHub via HACKADAY, INTERESTING ENGINEERING