すごく良いところもあれば、悩ましい部分も。
いよいよ3月。新生活シーズンということで、いろんな家電をチェックする方も増えるでしょう。
「新3種の神器」としてドラム式洗濯機、ロボット掃除機、食洗機がもてはやされて数年、前者2つは定番となりつつありますが、一人暮らしの場合はスペースの都合どうしても食洗機の導入が難しい。
と、そんな状況にパナソニックが2023年投入したのが、一人暮らし向け食洗機「SOLOTA」。
もう1年近く使っているので、そのレビューをお届けします。
一人暮らしにフィットするデザインが素晴らしい
僕がこの食洗機を導入したのは、なんとなく読んでいたこのギズの記事がきっかけでした。
「A4ファイルサイズのスペースに置ける」というコピーに惹かれて導入。
幅約31 cm、奥行約22.5 cmという、ほぼA4ファイルサイズに設置できるため、一人暮らし用のキッチンにも難なく設置できます。
また、ソリッドでミニマルなデザインで、前面と背面に大きなクリア窓を採用しているのもすごく気に入りました。「洗浄中の様子が見える」というよりも、キッチンに置いたときの圧迫感が軽減されるのがいいんですよね。
些細なことのようですが、狭いキッチンに置いてはこの差が大きな違いを生んでいる気がします。
一人暮らし用食洗機の良かったところ
「SOLATA」を導入していちばん良かったことは、洗い物の仕上がりが気持ちいいこと。
よく食洗機について「手洗いよりキレイに洗える」と言われますが、それは間違いないなとすぐに実感できました。高温の水、強力な水流、強力な洗剤の3点がバッチリ効いていて、毎回気持ちよく食器を使えます。
そして予想外に良かったのが「乾燥機能」。
これがあることで、さらに洗い上がりが快適。食洗機から食器を取り出すのが気持ちいいし、なんなら食洗機を食器棚の代わりに使うことだってできます。
一人暮らし用食洗機のイマイチなところ
これは省スペースとのトレードオフですが、多少の容量不足感はあります。
普段は「ちょうどいいな」と思うのですが、ちょっと食器を貯めてしまったりすると足りなくなります。
それと、これも設置しやすさとのトレードオフなのですが、本製品の特徴である分岐水栓の取り付け不要の「タンク給水方式」は正直かなり面倒です。
タンクを取り出し、狭いシンクにタンクを置いて水を貯めるプロセスが毎回ストレスなんですよね。
ここで手を濡らしてしまうのも「これなら手洗いしたほうが早くない?」という邪念(?)を呼び起こします。
結局のところオススメなのか?
ごめんなさい。これは正直わかりません。
こんなにも複雑な気持ちを抱える家電は初めてかも。
もっとも、約1年間ほぼ毎日使っているということは、気に入っているのかもしれません。でも、「手洗いしたほうが早くない?」という疑念はずっと付きまとったままなんですよね。
あー本気で悩ましい。
一つ確かなのは、置けるスペースがあるなら給水ホース式のモデルにしたほうがいいということです。
ちなみに、この「SOLATA」、月額1,290円の定額利用サービスが用意されていて、「ものは試し」と申し込んでみたのですが、元箱を保管しなければいけないことを後で知って大後悔。本気で邪魔です。定額利用するくらいなら、購入することをおすすめします。
Source: Panasonic