手ぶれ補正を獲得した「X100VI」は、スナップキングに近づいた

は〜〜〜、かっけぇ…。

富士フイルムが、新しい高級コンデジ「X100VI」を発表しました。前モデル「X100V」の登場から約3年を経ての後継機!

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ズームできない単焦点レンズを搭載し、レンズ交換も不可というピーキーな一台。だからこそファンが多い待望のモデル、果たしてどれほど進化したのか。

最新センサーと待望のIBIS

「X100VI」のセンサーには、裏面照射型約4020万画素「X-Trans CMOS 5 HR」が搭載。これはフラッグシップモデルである「X-T5」や「X-H2」と同じもので、現行最新のセンサーになります。画像処理エンジンは「X-Processor 5」と、こちらも現行最新。

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Image: 富士フイルム

もうひとつの大きなアップデートは、X100シリーズとしては初となるボディ内手ぶれ補正(IBIS)の搭載。前モデルよりわずかに(厚み+2mm、重量+43g)サイズアップはしたものの、6段分の補正効果を獲得しました。IBISのパーツはX-T5と同等ですが、さらに薄型の機構を開発したそうな。

他にもラージフォーマットのミラーレス「GFX100 II」で実装されたフィルムシミュレーション「REALA ACE」の搭載や、AIによる被写体検出AFといった最新要素も抜かりなし。動画は6.2K/30pでの撮影が可能で、動画撮影時でもトラッキングAFが効きます。

前モデルからの続投要素としては、光学ファインダーとEVFを組み合わせた「エレクトロニックレンジファインダー」、チルト式液晶モニター、そして23mmF2.0の6群8枚レンズなどが。レンジファインダー体験、できますよ。

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Image: 富士フイルム

コレクター心を刺激する、富士フイルムグループ創立90周年を記念したLimited Editionもご用意。全世界1,934台限定、シリアルナンバーと創業当時のロゴをあしらった、もったいなさ全開の一台です。

小型ボディに技術を詰めまくり

解像度が高くなったことでトリミング耐性が強化されたのは大きいですね。IBISを活用した適当スナップもよし、後加工でSNS映えを追い込んでもよしと、スナップの先までカバーできるカメラに仕上がった印象。

「X100VI」の発売日は、2024年3月下旬頃。ブラックとシルバーの店頭予想価格は税込みで28万1600円。Limited Editionは35万900円

時世もあるとはいえ、高級路線が強まってきましたな。

Source: 富士フイルム

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