ChatGPTがダウン。アクセス急増&DDoSのダブルパンチ

あれだけデータ増やせば、こうなるよね…。

OpenAI社のChatGPTとAPIが、米時間水曜午前にいきなりダウンして利用数百万人のアクセスに影響が出ました。

両方同時にダウンするのはこの半年で初めてのこと。APIは過去9か月で最長の障害となります。

トークン急増が原因か

同社はこの2日前のDevDayカンファレンスで新プロダクトの「ChatGPT4 Turbo」を発表して、扱えるトークンが従来の16倍の12万8000トークンに増えて、1回のプロンプトに300ページ分の文字を埋め込める超絶進化を遂げたばかりですからねぇ…。

学習データも一気に2年分近く伸びて、今年の4月までの新しいデータが読み込みの対象になりました。また、アップストアのAI版「GPTストア」の実現も発表。サプライズで戦略パートナーMicrosoftのサティア・ナデラCEOが登場して、同社への追加投資を発表。ほんでもって値下げも実施しました。

それやこれでデベロッパーとカスタマーをわっと引き寄せて、イーロン・マスクの追い上げを引き離したのはいいのだけど、急すぎたんでしょう。最初のサム・アルトマンCEOのツイート(東海岸時間8日10:08AM)では想像以上の負荷で落ちてしまった!ってなお話でした。

気になる回復状況はDownDetectorで確認できるんですが、まだアクセスできない人もいるようすです。X上には「ChatGPTが使えなくなって自分の無能っぷりに呆れてる」的な嘆き声もあふれていて、使う人は本当に使ってるんだなあ…とChatGPTの浸透度に改めて驚かされます。

翌日の障害状況には、DDoSのサイバー攻撃を浴びて不安定になっているとの報告もあり、余談を許さない状況が続いています。

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