またも飛び級殿堂入り【家そば放浪記】第149束:日本橋三越本店第67回とっておきの山形展の「庄司製麺」で買った庄司製麺『山形板そば』税込600円(1人前150円)

ロケットニュース24

もうとっくに終わっているが、今回もまた、さる2023年6月5日まで日本橋三越本店で開催されていた「第67回とっておきの山形展」で発見した干し蕎麦を食べていきたい。あと2つほど残っているのだ。

今回購入したブースの名前は「庄司製麺」。机の上には「これでもか!」というほど数多くの麺が並べられており、中には『さくらんぼうどん』なんて商品まで。蕎麦も5種類ほど売られていたが、私が選んだのは──

おそらく “基本” であろう『山形板そば』……を手にしようかと思ったその時! 店員さんがそれぞれの特徴を──


「一番右の『黒挽きそば』は、黒で細め。その横の『白挽きそば』は、さらさらしている(更科?)蕎麦。真ん中は『だだちゃ豆』入り。左端の黒い『山形板そば』は、黒くて太い。今の4種類は、すべて6割。左から2番目の『出羽かおり』だけが7割になります」


──と、ものすごい早口で説明してくれた。必死にメモした。ともあれ、この店で買うべき蕎麦は、やはり最初に目をつけた『山形板そば』。そして、7割の『出羽かおり』であろう。


それではさっそく……


デカい鍋にタップリのお湯を沸かし……


8分〜9分ゆでて……


完成。



して、そのお味は──


まじかよ……。すごいぞこれ……。もうね、「今そこで打ちたての蕎麦を切ってきました」くらいの感覚がある。

なんなんだ、この出来立て感。「重くてデカい包丁でトントンと切ってきた蕎麦を、すぐに茹でて今食べている感」というか。

ぶっとくて。カクカクしてて。蕎麦の味もワイルドにストロングで……これは文句なしでウマい!

「家そば」か「外そば」かなんて愚問。外である。山形には行ったことないが、これ以上ない山形を感じる。山形そばが好きな人はマストバイであろう。

山形そば、すげ〜なぁ……。こんなんがゴロゴロしてるであろう山形、がぜん行きたくなってきた! いざ山形!!


執筆:干し蕎麦評論家・GO羽鳥
Photo:RocketNews24

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