うちのワンコもAIでお喋りできたらなぁ。
ここ数カ月で爆発的に広がり、いろんなサービスやデバイスに組み込まれつつある、OpenAIの人工知能チャットボット「ChatGPT」。お喋りはできないけど、人間が踏み入れるには危険な場所を調査するロボット犬「Spot」に搭載した人たちが現れました。
対話で進捗を答える
話しかけると「Spot」も声で答えを返してくれます。
We integrated ChatGPT with our robots.We had a ton of fun building this!Read on for the details: pic.twitter.com/DRC2AOF0eU
— Santiago (@svpino) April 25, 2023
イエス/ノーに合わせて動きがあるのが、自然でいいですね。ロボットがお喋りをするのは、大昔からSFアニメや映画で見るロボそのものの対応なので、違和感なく見られます。
操作用のタブレットをイチイチ見るよりも、対話での充電残量や作業の進捗を教えてくれるのは直感的で便利です。
「Spot」専門のオペレーターだけでなく、工場や工事現場の誰もがカンタンに「Spot」の作業確認できますね。
毎日行なう作業なので、なるべくシンプルにしたほうがいいに決まっています。そこで活躍するのが「ChatGPT」というワケなのです。
「Spot」ウソつかない
この魔改造を行なったのは、機械学習モデル開発企業Levatasと技師のSantiago Valdarramaさん。音声はGoogle(グーグル)のText-to-Speechを使っています。
「Spot」は異常な温度や音響の検知、アナログ/デジタル表示版の読み取り、錆つきを含む環境に変化があった際の発見という、業務に関することのみ応答するようプログラミングされているので、嘘やデタラメを言うことはないんですって。
For this use case, yes, because ChatGPT is limited to the context we are giving it. I haven’t found any hallucinations in those cases.
— Santiago (@svpino) April 25, 2023
私は誰?
でも「Spot」に名前を尋ねたら、「自分はOpenAIです」と答えたんですって。「自分はChatGPT」ですらありませんでした。頭脳と身体が別モノだと、こういうズレが起こってしまうのは興味深いですね。