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ユニクロ、東京・秋葉原に過去最大規模店オープン インバウンド施策打ち出す
ユニクロはきょう4月14日、東京・秋葉原に「ユニクロ ヨドバシAkiba店」をオープンした。秋葉原で運営してきたユニクロ店舗の中で、最大規模となる大型店舗。日本有数の電気街である同エリアの特性とリンクさせたMDとともに、通勤客の利用や、インバウンド需要の復調を見据えた施策を強く打ち出した。
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同店舗は、JR秋葉原駅に隣接し、1階から6階までヨドバシカメラの売場があるヨドバシAkibaビル7階に開設した。靴小売のABC-MARTメガステージや、メガネ販売のJINS、100円ショップのダイソーなど、ファッション雑貨を中心とした有力専門店が並ぶフロアだ。同社は2003年、秋葉原初のユニクロ店舗をアキハバラデパートに出店(2006年閉店)して以来、アキバトリム店やアトレ秋葉原1店(ともに4月9日に閉店)を運営してきたが、ヨドバシAkiba店は売り場面積1420平方メートルと同エリアで過去最大規模となる。メンズ、レディス、秋葉原では初のキッズ&ベビーに加え、ユニクロのTシャツブランド「UT」や、オリジナルTシャツが作れる「UTme!」も取り扱う。
日本有数の電気街であり、ゲームやアニメなどサブカルチャーの拠点でもある秋葉原の特徴を随所に取り入れた。漫画の吹き出し風POPを使ったディスプレイや、ヘッドフォンやスマートフォンケースといったヨドバシで取り扱いのある商品とのスタイリング提案など、同店舗ならではのVMDが見られるのも目玉のひとつだ。
UTme!では、Tシャツやトートバッグのデザインに使えるUTme!のスタンプに、ヨドバシカメラのキャラクターであるヨドバシくんを採用。BANDAI SPIRITSのフィギュアブランドである魂ネイションズや、ファスニングメーカーのYKK、菓子のチロルチョコ、美容機器専門メーカーのヤーマン、総合科学博物館である国立科学博物館など、秋葉原に縁のある企業のデザインを初めて導入した。
一方、レディスやキッズ&ベビー商品を充実させたのは、女性やファミリー層の消費者が増えているという同エリアの変化を捉えたものだという。メンズとレディスで、駅利用の通勤客や、同エリアで働く人などの利用を見据え、ドレスシャツやセミオーダースーツなどを豊富に揃えたのも特徴だ。
インバウンド需要の復調に伴い特に注力したのが、免税対応、幅広いサイズ展開、季節商材の通年販売だ。豊富なサイズ展開へのニーズに応え、たとえば履き心地の良さを追求した人気商品「感動パンツ」は、オンラインストア限定で販売していた特別サイズを同店舗でも取り扱い、ウエスト110センチのものも用意した。また、さまざまな地域からの来訪に合わせ、速乾インナーのエアリズムや、防寒インナーのヒートテック、ダウンジャケットなどの季節商材を年間を通して販売する。多言語対応できるスタッフの体制なども今後整えていく。
同社では、オープンに先立ち、同エリアへの訪日観光客の回復を改めて感じたという。広報担当者は、「どの街よりも多いのでは、と感じるほどだ。インバウンド消費に対する施策をしっかりと訴求するとともに、顧客に愛される店舗をめざしたい」と話した。
(Written by 戸田美子)
MR Newsレビュー
速報系ニュースを振り返る「MR Newsレビュー」。今回は4月7日(金)〜4月13日(木)にモダンリテール[日本版]のTwitterでご紹介したニュースをまとめました。
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