メモ
イーロン・マスク氏は、2022年10月に約440億ドル(約5兆7500億円)を投じてTwitterを買収しました。しかし、2023年3月に送信された社内メッセージの中で、マスク氏はTwitterの価値を200億ドル(約2兆6200億円)と推定していることが明らかになりました。
Comp increases will be based on X Corp stock. Current grants are based on a $20b valuation. Musk says he sees a “clear but difficult path” to $250 billion valuation which would mean current grants could 10x. 3/
— Zoë Schiffer (@ZoeSchiffer)
マスク氏は、2022年4月にTwitterの株式を1株当たり54.2ドル、合計約440億ドルで買取る契約を締結しました。しかし、マスク氏は契約締結後に「Twitterアカウントのボット率が5%を切るまで契約は前進しない」と表明し、買収取引を一方的に停止しました。
20% fake/spam accounts, while 4 times what Twitter claims, could be *much* higher.
My offer was based on Twitter’s SEC filings being accurate.
Yesterday, Twitter’s CEO publicly refused to show proof of <5%.
This deal cannot move forward until he does.
— Elon Musk (@elonmusk)
Twitterの構造的問題を指摘するマスク氏の行動は、「Twitterの買収額を引き下げるための駆け引き」とも指摘されていましたが、2022年10月にマスク氏は当初の提案額通りの約440億ドルを投じてTwitterを買収しました。
しかし、海外メディア「Platformer」の編集長を務めるZoë Schiffer氏によると、マスク氏は社内向けメッセージの中で「現在のTwitterの評価額は200億ドルです」と述べたとのこと。つまり、Twitterの評価額はマスク氏による買収時から半額以下に下がっていることとなります。
Comp increases will be based on X Corp stock. Current grants are based on a $20b valuation. Musk says he sees a “clear but difficult path” to $250 billion valuation which would mean current grants could 10x. 3/
— Zoë Schiffer (@ZoeSchiffer)
また、マスク氏は上記のメッセージの中で「Twitterの評価額を2500億ドル(約32兆7000億円)に至らせるための困難な道を見すえている」と述べており、Twitterの評価額向上に積極的な姿勢を示しています。
なお、マスク氏の指揮の下で実施されたサブスクリプションプラン「Twitter Blue」の改革によって、Twitterは3カ月で14億円超えの収益を得たことが明らかになっています。
14億円超を新生Twitter Blueはサービス再開から3カ月で稼ぐ、しかもモバイル版の売上のみ – GIGAZINE
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