児童ポルノの温床になっているAmazon傘下のチャットアプリがLinkedIn上ではドラッグのスパムまみれになっていると報告した結果

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児童ポルノの温床になっていると報じられたAmazon傘下のチャットアプリ「Wickr」について、あるユーザーが世界最大のビジネスSNSであるLinkedInで検索したところ、ドラッグ関連のスパム投稿まみれになっていることを発見したそうです。これについてLinkedInの運営に報告したところ、アカウントがBANされてしまったという事例が発生しています。

Tell HN: Banned from LinkedIn for Reporting Wickr Drug Spam | Hacker News
https://news.ycombinator.com/item?id=31762904


2022年6月、Amazonが所有するチャットアプリ「Wickr」上で、児童ポルノが多くやり取りされていることが報じられました。Wickrはエンドツーエンドでの暗号化が施されているため、ユーザーは安全に児童ポルノのやり取りが可能となっている点が問題とされています。なお、親会社のAmazonがWickr上でやり取りされている児童ポルノの取り締まりに積極的に取り組んでいない点も問題であると指摘されました。

Amazon子会社の暗号化メッセージングアプリ「Wickr」が児童ポルノの温床になっているという指摘 – GIGAZINE


Hacker Newsユーザーのsilent_speechさんは、この「Wickrが児童ポルノの温床となっている」という報道をLinkedIn フィードで読んだとのこと。その後、同氏はLinkedIn上で「Wickr」と検索してどんな人が、今回の報道について話し合っているのかを確認しようとしたそうです。しかし、検索結果には「アジアやアメリカといった地域でドラッグを提供する」という数十件のスパムメッセージが表示されるばかりで、ドラッグの価格については「Wickrで連絡してください」と書かれていた模様。

その後、silent_speechさんはドラッグに関するスパム投稿が大量に存在したことをLinkedInの運営に報告。すると、翌日にはsilent_speechさんがLinkedIn上に残したWickrやドラッグスパムとは全く無関係のコメントに対して大量の違反報告が殺到したそうです。自身のアカウントに違反報告が殺到していることに気づいていたものの、silent_speechさんは「忙しかったため違反報告に対して何のアクションも起こさなかった」と記しています。その結果、数時間後に同氏のLinkedInアカウントがBANされてしまうことに。

silent_speechさんは「スパム報告を受けたドラッグネットワークが報復のために私のアカウントを探し、LinkedInの方針(silent_speechさんが報告したスパム投稿を削除すること)を覆すために、私のアカウントへの攻撃を行ったようです」と記しています。


なお、silent_speechさんの報告に対しては「Microsoft Security Response Centerに問題を報告すべき」というコメントや、「LinkedInのフィード上にはいくつかの製品プレスリリースを含む、多くの役に立たない投稿が表示されます。通常、フィードは特定のユーザーベースをターゲットに機能する必要がありますが、LinkedInではボットとボットがやり取りするだけになっており、間違いなくうまく機能していません」といったLinkedInのフィードがうまく機能していない点を指摘する声もありました。

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2022年06月17日 23時00分00秒 in ネットサービス, Posted by logu_ii

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