いろいろな場所が輝いて見えてきます。
誰かの「してん」で街を歩くと面白い。
デイリーポータルZでは誰かの「してん」を集めた「してんマップ」をデンソーと共同で育てています。
この「してんマップ」から、ひとつのテーマに沿った「してん」を集めた「してんビンゴ※」を作るフィールドワークを開催しました。思いもよらない「してん」が集まりましたよ。
※「してんビンゴ」は慶応義塾大学SFC「モバイル・メソッド」(大学院アカデミックプロジェクト)内で考案されたアイデアです。
してんビンゴとは
してんビンゴは慶応義塾大学SFC モバイル・メソッド内で考案されたアイデアである。
誰かの視点をビンゴカードにまとめることで、他の人がそれを持って街を歩けば、カードを作った人の視点で街を見ることができるというおもしろい仕組み。
してんビンゴについての詳しい説明はこちらの記事を読んでもらいたい(誰かの視点で街を歩く「してんビンゴ」作りました)。
前回の記事では編集部とライターとで渋谷の街を歩き回り、それぞれ気になるテーマを見つけて「してんビンゴ」を作った。
完成した「してんビンゴ」がこちら。
このしてんビンゴ、街を歩いてテーマを決めて、実際に写真を撮り歩いて作ってみる過程がなにしろ面白いのだ。普段なにげなく歩いていた街が宝の山に思えてくる。
この感覚をみんなにも広めたくて、読者を集めたフィールドワークを開催した。
あいにくの雨だったが、20名ほどが集まってくれた。情熱に多少の雨など関係ないのである。
レクチャーのあとは、実際にみんなで気になるものを集めるため街に出た。
さっき雨など関係ないと書いたが、実際はおおいに関係あった。傘とカメラで両手がふさがっているので記入用に配ったビンゴカードを持っていられないのだ。
しかしこういう過酷な環境でこそ見つかる何かがあると信じて、いったん解散して各々街へと散らばった。