国産新型ロケット「H3」打ち上がらず–炎と煙が出るも射場に鎮座

CNET Japan

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2月17日、新型基幹ロケット「H3」の初号機を種子島宇宙センターから発射しようとしたが、打ち上がらなかった。ライブ映像では発射予定時刻の10時37分に炎と煙が噴出し、エンジンが点火したように見えたが、ロケットは射場に鎮座したままだった。

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JAXAが配信したライブ映像より

 固体補助ロケットが着火しなかったといい、日本経済新聞はJAXAが情報収集を急いでいると報じた。

 H3は当初2021年度中の打ち上げを目指していたが、新型エンジン「LE-9」に振動問題が見つかり延期となっていた。その後の設計変更で対応し、2022年11月7日に機体とエンジンを組み合わせた状態の「1段実機型タンクステージ燃焼試験(CFT)」を成功。天候状況を踏まえ、2023年2月17日に打ち上がることになっていた。

 JAXAは2022年10月12日にイプシロンロケット6号機の打ち上げにも失敗している。

 (この記事はUchuBizからの転載です)

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