40万円のサウンドはいかに?
ピュアオーディオの世界でケーブルにこだわるのは基本中の基本。注目の資材はやはり純銀です。銀は銅と比べて電気信号の伝導率が高く、特に高域の伸びでその効果が顕著です。だけど銀は高いので、オーディオケーブルとして使うと、やはりそれなりのお値段になってしまいます。
しかし、オーディオの求道者たちは、メートルあたり数万円するようなケーブルだって当たり前に取り入れちゃう剛の者たちばかり。シンガポールのハイエンドオーディオブランドDITAは、そんな人たちのニーズに応えました。そして製品化されたのが、純銀イヤホンケーブル「Celeste(セレステ)」です。
試聴だけでもしてみたい
Celesteの素材に使われた銀素材は、純銀ケーブルの名手として知られ、50年以上の歴史を持つオーディオ・ノート(KONDO)社によるもの。
「ハイスピードで透明感と広がりのあるサウンドでありながら、バターのように滑らかな音の深みを併せ持つ」という触れ込みですが、期待値はかなり高いです。ケーブルはちょっといいものに変えるだけでも、音が歴然と違ってきますからね。ふだんワイヤレスイヤホンを使っている人なら、より歴然とその違いが感じられるはず。
プレーヤー側端子は、3.5mm/2.5mm/4.4mmプラグに交換可能な「Awesome Plug2」を搭載。イヤホン側端子は2PinモデルとMMCXモデルの2種類から選択できます。
お値段はなんと39万8000円。製造本数は250本限定で、現在は川崎にある直営ショップ「final STORE」、直販サイト「DITA公式ストア」、フジヤエービックにて予約受付中です。
40万円近いとなるとなかなか手が出ませんが、どんな音がするのか聴いてみたいですよね。
そんな方のために、今週土曜日の2月11日に中野サンプラザで開催されるオーディオイベント「冬のヘッドフォン祭 mini 2023」のfinalブースにて、展示・試聴会が行なわれるそうです。入場は事前登録制なので、体感してみたい人はぜひ予約して駆けつけてみましょう。
Source: DITA AUDIO JAPAN