速度が倍になったホテルルーター「ちびファイ4」、プラネックスが発売 コンセント直挿型のコンパクトなフォルムを踏襲

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ちびファイ4(MZK-DP300N)

 プラネックスコミュニケーションズ株式会社は、外出先の有線インターネット回線を無線化できるホテルルーター「ちびファイ4(MZK-DP300N)」を1月下旬に発売する。オープンプライスで、Amazon.co.jpでは3941円で予約販売中。

 宿泊施設のWi-Fiが低速で困ることがあるが、同社では、宿泊施設のWi-Fiは部屋と離れた廊下にアクセスポイントが設置されるなどのケースもある一方、有線LANはWi-Fiと別系統で配線されることがあり、Wi-Fiほど混雑していない傾向があると指摘。本製品を客室の有線LANケーブルにつなぐことで、比較的空いている有線LAN回線を経由して室内にWi-Fiアクセスポイントを設置でき、通信速度が向上する場合があると、本製品の利点を紹介している。また、宿泊施設ごとにWi-Fiの設定を行う必要がないことも利点であるとする。

 本体をACコンセントに直接挿入し、ホテル客室の有線LANケーブルを接続することで、Wi-Fiアクセスポイントとして機能する。IEEE 802.11n(Wi-Fi 4)および同g/bの2.4GHz帯に対応し、アンテナ2本内蔵で最大通信速度は300Mbps。これは、アンテナを1本のみ内蔵の先代モデル「ちびファイ3(MZK-DP150N)」の倍の通信速度となる。有線LANポートは先代と同じく100BSE-TX/10BASE-T対応。

 新たに、室外への電波漏れや電波の干渉を防ぐため、電波強度変更機能を搭載。Wi-Fiの出力を100%/70%/50%/30%/15%の5段階に変更できる。出力を下げることにより通信速度が低下するおそれもあるが、想定される利用シーンではちびファイ4とPCなどのデバイスが極めて近く、その場合の速度の低下幅はわずかだとしている。

 コンセント部分を折りたためて、ほかのコンセントと干渉しにくいコンパクトな形状は、先代モデルを踏襲。本体サイズも先代モデルと同じ約30×45×55mmで、重量は先代よりもわずかに軽い53g。

本体背面のコンセント

有線LANポートを備えた本体底面

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