「リスキリングへの投資を強化し、社員の挑戦を支え、成長を実感できるよう支援」:みずほフィナンシャルグループ 秋田夏実氏

DIGIDAY

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日本の業界関係者たちは、2022年にどんな課題を感じ、2023年にどんな可能性を見出しているのか? この年末年始企画「IN/OUT 2023」では、 DIGIDAY[日本版]とゆかりの深いブランド・パブリッシャーのエグゼクティブ、次世代リーダーたちに伺った。

明るい未来、という表現はやや陳腐だが、2022年はコロナ禍を踏まえて次のフェーズに進む「新たな1年」になると、誰もが考えていたのではないだろうか。

しかし、ロシアによるウクライナ侵攻をはじめ、世界的な景気低迷とそれに伴う広告・メディア支出の混乱など、波乱に満ちた1年となった。DIGIDAY[日本版]恒例の年末年始企画「IN/OUT 2023」では、 DIGIDAY[日本版]とゆかりの深いブランド・パブリッシャーのエグゼクティブや次世代リーダーに、2022年をどのように受け止め、2023年にどのような可能性を見出し、新たな一年を切り開いていこうとしているのか伺った。

株式会社みずほフィナンシャルグループにて、グループ執行役員(グループCCuO 兼 グループCPO) 兼 みずほ銀行・みずほ信託銀行・みずほ証券 常務執行役員を務める秋田夏実氏の回答は以下のとおりだ。

――2022年を象徴するトピック、キーワードを教えてください。

人的資本経営、リスキリング

――2022年にもっとも大きなハードルとなった事象は何でしたか?

ハードルではありませんが、個人的な大きな「挑戦」はありました。2022年の5月に、米IT企業から日本のメガバンクに移り、同時に専門もマーケティング・広報から人事へとキャリアシフトしました。ただ、アイデンティティー(=自分だからできること)とアダプタビリティー(=変化への適応力)を養っておきさえすれば決して困難な挑戦ではなく、大いにやりがいを感じています。

――2023年に必ず取り組むべきだと考えていることは何ですか?

企業はアップスキリング・リスキリングへの投資を強化し、社員の挑戦を支え、それによって社員が成長を実感できるよう支援していくべきであると考えます。環境変化の激しいVUCAの時代においては、過去の延長線上に未来があるわけではありません。目指すべき経営戦略と、現状のリソースとのギャップを把握し、それを解消するためにも、人的資本への投資の強化は不可欠です。


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