エレコム株式会社は、同社初となるWi-Fi 6E対応ルーター「WRC-XE5400GS-G」を12月下旬に発売する。市場想定価格は2万2800円。
Wi-Fi 6Eは、従来のWi-Fi 6(IEEE 802.11ax)の周波数帯域を増やし、2.4GHz、5GHz帯に加えて、これまでWi-Fiでは使われていなかった6GHz帯を新たに利用可能にしたもの。今年9月の総務省令により、日本でも利用可能になった。6GHz帯はまだ利用が少ないため混雑が少なく、快適な通信が期待できる。
Wi-Fi 6Eとトライバンドに対応し、最大通信速度は、6GHz帯と5GHz帯が2402Mbps、2.4GHz帯が574Mbps。推奨接続台数は40台。
v6プラス、IPv6オプション、OCNバーチャルコネクト、transix、クロスパス、v6コネクトの各IPv6 IPoEインターネット接続サービスに対応する。
非通信時の子機のバッテリー消費を軽減するTWT(Target Wake Time)、より快適な帯域を自動で選択するバンドステアリングのほか、対応端末の位置を狙って電波を送信する「ビームフォーミングZ」、屋外利用が認められた帯域のみで通信し、離れ家でも使えるようにする専用モード「離れ家モード」といった同社独自の機能にも対応する。
セキュリティ面ではWPA3に対応するほか、子どものネットの使いすぎを防止する「こどもネットタイマー3」、ゲスト用に専用のSSIDを設定できる「友だちWi-Fi」などを搭載する。
有線ポートは、1000BASE-T対応のWAN×1、LAN×4を備える。本体サイズは、約49×175×194mm(幅×奥行×高さ)、重量は約540g。