2017年からスタートしたToday at Appleは、写真撮影に必要なスキルやApple製品を使ってコーディングが学べるなど、豊富なセッションが数多く用意されていますが、各業界の著名人を招いたセッションが行なわれるのも魅力の1つ。
ビジネスに活かせるスキルを学ぶ
Today at Appleの「ビジネスに創造性を」では、Apple製品といくつかのアプリを実際に使ってビジネスに活かせるスキルを学ぶことができるのがポイント。
今回はApple丸の内にて、株式会社the design labo 代表取締役の板坂 諭さんが「ビジネスに活かせるデザインコンセプト」について語ってくれました。
建築設計やプロダクトデザインなどの分野で活躍する板坂さんにとってデザインコンセプトとは、コンセプトを重視したものづくりで、「プロダクトを作るときにはコンセプトありき」と話していました。実際過去には製品で余ったレザーを利用してHERMESで絆創膏をデザインしたことも。私はモノを大切にしている、という意識が基盤になっているようです。
また、最近仕事の関係でオランダに出向いた板坂氏。オランダは文化への投資とデザインが美しい国としても有名で、国がクリエイターの支援に力を注いでいるとも話していました。その点日本は、文化への投資が課題なのではとのこと。
iPadを使ってデザインコンセプトに挑戦!
板坂さんの貴重なお話が聞けたあとは、いよいよアクティビティの時間。
今回のセッションでは、発売されたばかりのM2チップ搭載の新型iPad Pro(11インチモデル)が参加者に配布され、体験することに。
準備が整ったところで、実際にiPadと「メモ」アプリを使って「Together〜融合する好奇心」をテーマに椅子をデザインしてみることに。
絵は得意ではない筆者ですが、大事なのはプロダクトの基礎を考えてアイデア化していくこと。Apple Pencilを手に持ち、試行錯誤しながら椅子のデザインを考えてみました。
完成した作品をスクショしたら、その画像を「Pages」アプリにドラッグ&ドロップ。iPadの機能をフル活用しながら作品を仕上げていきます。
手順さえ知っておくと、コンセプトをデザインして企画書を作り上げるのも数ステップで完了するのはiPadの強みかもしれませんね。
今回のセッションは1時間半という限られた時間の中で行われましたが、デザインコンセプトに触れることができたのはとても貴重な体験でしたし、iPadを活用したビジネスでの使い方についても学ぶことができました。
Today at Appleは各Apple Storeで日々開催されているので、気になるセッションがある方はぜひ受けてみてください!
Source: Today at Apple