かわいすぎるロボ:MOFLIN(モフリン)にキュン死した

GIZMODO

2020年8月15日の記事を編集して再掲載しています。

これは撫でたくなる!

ふわふわとした毛並みに愛くるしい鳴き声と仕草、そして両手に収まるサイズ感とまるで本物のいきもののような愛らしさを持つMOFLIN(もふりん)はペット型ロボットです。

Vanguard Industries株式会社で開発中のAIペット型ロボットとして先日からKickstarterのキャンペーンに登場しており、ソニーのaiboやQoobo(クーボ)などの系譜を汲んでいるように見えます。ただ、ふわふわクッションにしっぽが生えたQooboとは異なり、MOFLINは「感情を持つ」ためのAIを搭載。まるで本物のいきもののように感情を表し、人々を癒す存在にもなります。

このもふもふとしたペット型ロボットにいきものらしさをもたらすため、同社は独自のAIによっていきものが持つ感情的な特徴や成長をモデル化。MOFLINは経験に基づいて個性を持ち、飼い主の行動に応じて異なる反応をするようになります。このようにして実際のいきものらしさを再現しているわけですが、本物の動物にくらべて餌や動物病院でかさむ出費とは無縁です。

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Video: Vanguard Industries/YouTube

実社会でMOFLINがどう機能するかを判断するにはあまりに早すぎるものの、写真と動画を見た後にキュン死したという米GizmodoのRutherford記者。つぶらな瞳と体をくねらせ震わせる仕草には抱き上げずにはいられず、庇護欲を刺激されたそうな。

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Image: Vanguard Industries

もふもふとした毛皮の中には、うつむいたりかしげたりといった頭部の動きを可能にするジョイントとシンプルな胴部にセンサー類(タッチ、マイク、加速度計、ジャイロスコープなど)、Bluetooth 4.2、充電式バッテリーを内蔵し、さらにスマホアプリ(iOS、Android)とペアリングができるようになっています。ワイヤレス充電器は鳥の巣のようなデザインになっていて、充電中のMOFLINが自分のちっちゃな巣でスヤスヤと休んでいるように見えるのもキュート。

搭載されたサウンドエンジンが感情を表すような無数の鳴き声を生成するのですが、本物のいきものさながらに“寝ている時に”かわいく鳴くこともあるとか。将来的にはできることを増やし、寿命を延ばせるようソフトウェアでアップデートできるようにしたいとのこと。ペットなら老いたというだけの理由で、捨てたりはしませんからね。

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Photo: Vanguard Industries

Vanguard Industries株式会社は東京に本社を構えるハードウェア・スタートアップで、これまでに水中ドローンや、本のページのように座面をめくって調整できる椅子、デスクトイのFidget Knobといったプロジェクトに携わってきました。

出荷時期が2021年3月であること以外にMOFLINの残念な点を挙げるなら、その価格でしょうか。現在、Kickstarterのスーパーアーリーバードでさえ、価格は3万7800円となっています。

そうは言ってもソニーのaiboは19万8000円(税別)ですから、MOFLINは安く思えるかもしれません。さっそく目標金額を達成しているこのプロジェクト、2体セットのプレッジもあるようで。単体でも十分かわいらしいですが、LOVOTみたいに2体並べたらたまんないでしょうね。

Source: YouTube, Kickstarter(1, 2), Vanguard Industries株式会社

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