ハロウィンに合わせたコスプレ姿の若者らが行き交う東京・渋谷で、ファミリーマート店舗のお酒コーナーがブルーシートで覆われていたと、ツイッターに写真の投稿があった。
渋谷区では、路上禁酒エリアの販売店に酒類販売の自粛を一部期間に依頼してはいるが、コーナー封鎖には一体、どんな事情があるのだろうか。
路上禁酒エリアの約10店のうち、少なくとも6店が行う
「お酒コーナー」の貼り紙の下は、ブルーシートで覆われ、コーナーの横も段ボールで塞がれている。まるで、改装中の陳列棚のようだ。
これらの写真は、2022年10月29日にツイッターで投稿された。
ブルーシートで覆ったことについて、騒ぎたい若者たちにお酒の缶などを見せないようにするためではないか、と投稿者は推測した。
この投稿は、1万件以上リツイートされて拡散している。
22年は、コロナによる行動制限がなく、水際対策の緩和で外国人客も増えており、31日のハロウィンを前に大勢の若者らが渋谷に繰り出すと予想された。
渋谷区では、条例に基づいて、28~31日の夜に対象エリアで路上での飲酒を禁止し、このエリアの酒類販売店に対しては、土曜の29日と当日の31日の18時から翌朝5時まで、酒類販売の自粛を要請している。
自粛について、区の企画管理課は31日、あくまで自主的な協力を依頼しているだけで、ブルーシートで覆うなどとその方法について具体的なことは言っていないとJ-CASTニュースに取材に説明した。
対象エリアには、ファミマの店舗が10店ほどあり、取材したところ、少なくとも6店でお酒コーナーをブルーシートで覆っていると答えた。
エリア内のある店舗の店長は31日、その状況をこう説明した。