旅好きのためのフライトシミュレーター誕生。操縦はしないけどね

GIZMODO

座っているだけ。だがそれがイイ。

トイレやお風呂や寝室など、人にはひと息ついてちょっと癒される空間があります。意外にも旅客機も落ち着く空間だというのは、旅行好きの方なら同感してもらえると思います。小さな窓から見える大空やゴーっと唸り続ける風切り音、それに機内の匂いや薄いコーヒーの味など、五感に訴えるものがあるんですよね。

乗客になれるシミュレーター

DIYユーチューバーのアレックス・シェイクスピアさんもそのひとりのようで、自宅にフライトシミュレーターを構築してしまいました。だけど自分で航空機を操縦するゲームみたいなものではなく…なんと搭乗者になる方。窓はディスプレイになっているので飛んでいる感覚になり、機能するエアコンや客室乗務員呼び出しの音声など、非常に高い再現度です。

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Video: Alex Shakespeare / YouTube

スイッチ切り替えで世界の空を飛べる

PC用モニターを使った空の動画は、YouTubeから拾ってきたものを窓のサイズに調整し、ラズベリーパイで音と一緒にリピート再生するようプログラム。狭くて着陸が世界一難しいと言われた香港啓徳空港、カジノの都ラスベガス、マンハッタン、美しい山脈に囲まれたオーストリアのインスブルック空港、ロンドンといった有名な空港が選出されています。

天井にあるライトやエアコンは、マイクロコントローラー「ESP32」で制御され、乗務員呼び出しの音声はGoogleスピーカーから流れるようになっています。冗談半分でアイルランドの航空会社ライアンエアーのテーマ曲が鳴るボタンも装備。着陸時に流れる定番なんですね。

コロナ禍で旅行が難しかったから

実は筆者が仕事をしているデスク横の壁には、旅客機の窓型額縁「Air Frame」をかけています。旅客機の翼と空の写真を見て、なんとなく空の旅をしている気分になれるのですが、これが動画だったらなぁと常々思っています。

このシミュレーターは動画なので、癒やしの効果もバツグンです。ここで仕事をしてみたいものですが、エコノミー症候群には気を付けないとですね。

Source: ALEXSHAKESPEARE.COM, YouTube via HACKADAY, GENERATE

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