これがないと始まらないよね。
出るぞ出るぞと期待が高まっていた、Google(グーグル)のスマートフォン「Google Pixel 7」と「Google Pixel 7 Pro」。「#MadeByGoogle」で無事発表されました。パチパチパチパチ。
ということで、さっそく触ってきましたのでファーストインプレッションをお届けします。
ツルンとした肌触りにフラットなデザイン
まずはPixel 7 Pro。6.7インチのディスプレイを搭載した大柄なボディですが、持ってみると意外と薄く、軽く感じます(重さは212g)。
本体表面はガラスのような素材で、ツルンとしてます。すべすべで気持ちいい。側面とカメラカバー部分はステンレス仕様。メタリックな感じが高級感を醸し出しています。
つなぎ目があまりないデザインなので、非常にスマートな印象。
これはPixel 7も同様。こちらはマットな仕上がりとなっているので、手に持ったときのしっくり感はこちらのほうが上です。
両機種に言えることですが、極限までムダをそぎ落としていくとこんな感じになるんでしょうかね。これなら日常に溶け込んで、飽きずに長く使えそう。
カメラ部分のデザインもスマート。あまり「ここにカメラあります!」という主張が感じられません。うまいデザインだなと思います。
ただ、この部分かなり出っ張ってます。これはもうしょうがないですね。高性能なカメラを搭載しているスマートフォンの宿命でしょう。すくなくとも、左右全幅出っぱっているのでガタつきにくいのが救い。
カメラの性能は両機種で異なる
今回一番のアップデートはカメラ性能。Pixel 7は、50メガピクセルの広角カメラと12メガピクセルのウルトラワイドカメラを搭載。広角カメラは2倍ズームが可能で標準域もカバーしています。
Pixel 7 Proは50メガピクセルの広角カメラに、オートフォーカス付き12メガピクセルウルトラワイドカメラ(オートフォーカスマクロ撮影可能)、そして48メガピクセル望遠レンズは5倍光学ズーム付き。その上、超解像ズームを使えば最大30倍のズーム撮影が可能となります。
超解像ズーム、結構すごいんですよ。クロップやAIを活用したズームなんですけど、ちゃんときれいに補完されていて、画質が荒れてないんです。こんなの見せられたらついつい望遠で撮りたくなっちゃいます。
今回は試せなかったんですが、このほかにも手ぶれしてボケた写真を修正する機能があったり、夜景モードの画質やスピードがアップしていたりと、カメラはかなり正常進化しています。「スマホはカメラの性能で選ぶ」という方は、チェックしておいたほうがいいでしょう。
自動文字起こしの複数話者認識は未実装
個人的にとても期待していた、自動文字起こしの複数話者認識機能。これが実装されたら、インタビューなどの会話の音声データをちまちま文字起こしする時間が大幅に削減されるのでは…!
そう思っていろいろ試してみたんですが、どうもうまくいかない。二人で交互に話しても、リアルタイムで文字起こしはされるものの、話者の認識はされてなさそう。
で、Googleの方に尋ねてみたら、「現時点では未実装」とのこと。近い将来に実現するそうなので、もうちょっと待ってみようと思います。
PixelはGoogleエコシステムの「母艦」
Googleは、スマートフォン、スマートウォッチ、クラウドサービス、そしてスマートホーム機器を一気通貫している、世界でも希な企業です(PCもChromebookがあります)。
このGoogleエコシステムの母艦と言えるのが、このPixel。もはやPCよりも身近になっているスマートフォンこそ、Googleエコシステムの中心のデバイスなのです。
「スマートホームを導入したいけど、何から手をつけていいかわからない…」と途方に暮れている貴方。まずはPixel 7/7 Proから始めてみてはいかがですか?