人気YouTube配信者のポケカメンさんを騙る人物が、幼稚園児や小学生など174人を「誘拐する」としたメールを横浜市教育委員会に送っていたことが分かった。横浜市は市内の保育園などに情報周知のメールを送付。ポケカメンさんはツイッターで「非常に迷惑です」と憤った。
「弁護士の方にも相談させて頂きます」
ポケカメンさんはYouTubeや配信サービス「ツイキャス」などで活動する配信者。ネット上での炎上騒動などを扱っている。YouTubeチャンネルの登録者数は約41万人。
2022年9月15日にツイッターで「今横浜市に僕の名前を使って、このようなメールを送ってる人がいるそうです」と投稿し、一通のメールを取り上げた。メールの題名は「幼稚園児や女子小学生を誘拐します」で、本文は以下のようなものだった。
「僕の名前は大手暴露系youtuberポケカメンこと〇〇(編注:実際は人名)です 僕がアンチに攻撃されて被害届を出しているのに警察は無視したので報復として9月17日に横浜市内の幼稚園・小学校からランダムで選択し故地の幼児園児や女子小学生を174人誘拐します 僕は幼女たちをずっと身の回りに置きたいので身代金などは一切意味ないし受取りません」
ポケカメンさんは「既に一部では注意喚起でメールが回ってるらしい」とし、「非常に迷惑ですし、弁護士の方にも相談させて頂きます」と宣言。「既にこのメールで注意喚起を受けてる方は僕ではないので把握の方お願いします」と注意を呼びかけた。
続けて、「既にこんな感じで被害受けてます」と、横浜市が市内の施設に送ったとみられる注意喚起のメールを公開した。
J-CASTニュースが16日、横浜市こども青少年局の総務担当者に取材すると、ポケカメンさんが投稿した犯罪予告メールと同様のメールが、13日に市教育委員会あてに送られてきたと説明。その後、神奈川県警から、市内の保育園等に情報を周知してほしいとの連絡を受け、15日に横浜市内の保育・教育施設設置者と施設長・園長に対し、情報周知のメールを送ったとした。