配信ソフト「OBS」のバージョン28.0登場をNVIDIAが自社ツールを紹介するとともに祝福

GIGAZINE



NVIDIAが、自社製配信ツール「NVIDIA Broadcast」の機能をふんだんに生かせる配信ソフト「OBS」のバージョン28.0の正式リリースを祝福しました。

OBS Studio 28.0 Software Release Adds NVIDIA Broadcast Features ‘In the NVIDIA Studio’ | NVIDIA Blog
https://blogs.nvidia.com/blog/2022/08/31/in-the-nvidia-studio-august-31/

2022年8月31日にリリースされたOBS 28.0では、NVIDIA BroadcastによるHEVC形式でのエンコーディングとハイダイナミックレンジ(HDR)のサポートなどの新機能が追加されています。

また、NVIDIAはGoogleと協力して、ゲームからリソースを奪うことなくビデオエンコーディングを処理するGeForce RTX GPU上の専用ハードウェアであるNVIDIA Encoder(NVENC)を使用して、HEVCおよびHDRコンテンツのYouTubeへのライブストリーミングを可能にしたことを明らかにしました。

以前から登場していたバーチャル背景やエコー除去、ノイズ除去などと合わせて、OBSを始めとするさまざまな配信ソフトに柔軟に対応するとのことです。なお、機能の1つであるノイズ除去がどのようなものなのかは、以下の記事で紹介しています。

ライブ配信ソフト「OBS Studio」でNVIDIAのノイズ除去フィルタが利用可能に、実際に使ってみるとこんな感じ – GIGAZINE


OBS 28.0のHEVCサポートにより、ビデオ圧縮が15%向上します。これにより、ユーザーはYouTubeなどのプラットフォームへより高品質なライブ配信が可能になります。加えてHDRの録画と配信が可能になったことにより、鮮やかさや品質が劇的に向上したとのこと。

これまでは10ビットや12ビットのHDRコンテンツを8ビットで記録すると白飛びしてしまうため、ユーザーはコンテンツのHDRをオフにする必要がありました。しかし、今回のアップデートにより、ユーザーはHDRをオンにしたまま、SDRまたはフルHDRで録画・配信することができます。


NVIDIAは「HDRディスプレイがより一般的になり、Windows 11の仮想HDR化ツール『Auto HDR』もあることから、多くのユーザーがこのOBSアップデートの恩恵を受けられます。Windows 11でHDRをオンにすると、ゲームと配信を驚くほど忠実なビジュアルで同時に楽しむことができます」と述べました。

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