2022年7月21日から始まっている、はま寿司の「旬ねた! 夏まつり」。公式HPを見た感じ、目玉は110円の「あわび」や、定番の「大粒! 青森県産蒸しほたて」等の貝類が強そうだ。
おっと、「活〆かんぱち」も同じく110円か。旬は夏から秋にかけて。ちょうど今が食べごろの魚だ。相変わらず税抜き100円を貫いているところに漢気を感じる。食べてみた結果、かつてないほどの王道展開だった。
・12皿
ということで、やってきたのは近所の はま寿司。今回も公式HPに掲載されているフェア対象メニューの寿司のうち、基本的には直近でレビュー済みのもの以外を攻めるぞ!
今回オーダーしたのは12皿。
それではいつも通り、目玉から試してみよう。まずは「あわび(110円)」だ。
厚さはこんな感じ。
ビジュアル的には薄い感があるが、食べてみるとこのくらいがちょうど良く感じた。アワビは比較的硬く、風味もしっかりしている食材。薄く見えるくらいがシャリとの兼ね合い的にバランスが良いのだろう。
寿司の中ではクセがある方だと思うので好みはわかれると思うが、好きな人にとっては110円で食いまくることができるボーナスタイムだと思う。
・当りの時はマジで美味い
お次は「大粒! 青森県産蒸しほたて(110円)」。
バージョン違いで「炙り塩レモン」と
「焦がし醤油」がある。
はま寿司ファンにとっては、もはや準レギュラー的な感じもあるかもしれない。筆者は、こいつが出てきたら絶対に試すことにしている。
なぜなら美味い時は本当に美味く、マジでこれだけ食っていられるレベルだからだ。しかし、美味い時に当たるかどうかはギャンブル。
毎回とりあえず試して調子の良し悪しをジャッジする。何が味を左右するのかよくわからないが、たぶん厨房にいるスタッフのスキルやバイブス次第なのだろう。
美味い時はノーマル1択。ベストコンディションじゃない時は、炙りが良いと思う。皆さんも、こいつが出てる時はとりあえず試してみたらいいと思う。当たりの時の美味さはマジでヤバい。
・ぶっちぎり
続いては目玉の一角を担う「活〆かんぱち(110円)」。今回ぶっちぎりで優勝していたのはこいつだ。
バージョン違いで「ゆず塩炙り」と
「レアステーキ」もある。
旬のカンパチという時点で、誰がどうやったって絶対に美味いことが決まっているようなものだが、やっぱり美味い。
ほど良い身の締まり。サクサクっとした心地よい歯切れ。そして広がるブリ属特有の風味。夏の味覚って感じがしていいですね。
旬の美味さを味わえるノーマルか、食感とフレーバー面の改変を楽しめる炙りか。いや、110円だし、両方飽きるまで食っておくのが正解だろう。邪道感もあるが、レアステーキもこれはこれで良いと思う。
・意外
最後にピックアップするのは、寿司とは果てしなく無関係の一品。「チョコミントケーキ(286円)」。
前回のフェア時にはすでにメニューに載っていた品だが、スルーしていた。だって、どう考えても生魚との相性は良く無さそうだろ?
今回はオーダー数が控えめなので、なんとなく試してみたのだ。すると、意外にもしっかりした仕上がりなことが発覚。
大騒ぎするほど美味いというわけではないが、回転寿司屋で出てくるモノとしてなら間違いなく期待に応えられるクオリティ。
過激系ではなく、中庸なミント力。ちゃんと清涼感が後に残る。チョコミン党は寿司のシメにどうぞ。直前に何を食っていても、チョコミントが全てを塗りつぶす。