13日の夜から14日未明は、2022年で最も大きい満月「スーパームーン」 / 実はめっちゃ短い「スーパームーン」の歴史

ロケットニュース24

2022年7月13日の夜から14日の未明にかけて、満月が見ごろとなる。正確な満月の日時は14日の午前3時38分だ。ネイティブアメリカンによる、7月の満月の呼称は「バックムーン」。

バックとは、英語で牡鹿を意味する Buck のこと。だが、今回は「スーパームーン」としての注目度の方が高そう。しかし気になるのは天気!

全国的に梅雨に戻ったかのような感じだしな。ということで、「スーパームーン」という名称についてや各地の天気など、丸ごと詳しく見ていくぜ!

・スーパームーンとは

まずは「スーパームーン」について。いきなりだが、この呼称はまったく正式な用語ではない。日本において、天文に関するあれこれで最もオフィシャル感あるのは、恐らく国立天文台だろう。

その国立天文台も「スーパームーン」について個別に解説のページを設けており、そこでは以下のように記されている。


「スーパームーン」という言葉は天文学の正式な用語ではなく、定義もはっきりしていません。


では一体何なのか……? 基本的にこの呼称は、地球と月の距離が一定以上に近づいて満月がひときわ大きく見える時に、主に世界中の様々なメディアが、そして最近では一部の公的機関も大衆受けを狙って使うものだ。

どのくらい近づいた段階で「スーパームーン」と呼ぶのかはバラバラ。実は先月のストロベリームーンの時点で、月は割と地球に近づいており、けっこうデカかった

そのため、この手の大衆向けウェーブを軽快に乗りこなしがちなNASAは、公式Twitterにて先月のストロベリームーンの時から「Strawberry supermoon」と呼んでいたし、今月も「Buck Supermoon」と投稿している。

それに対し日本のメディアは、ストロベリームーンをスーパームーンと呼ばなかったところが多いようだ。恐らく「最も地球に近づいた時の満月」のみをスーパームーンとするのが国内メディアのトレンドなのだろう。

ちなみに、NASAは公式HPではしっかりと「Supermoon」という名称の出どころまで説明している。それによると、1979年に占星術師のリチャード・ノールという人が作った呼称らしい。

79年ってつい最近じゃねぇか! 思っていたより歴史が無いんだな。ちなみにノール氏は普通に現役なようで、ググると氏のものと思しきSNSも出てくる。気になる方は探してみてくれ。


・バックムーン

続いてはバックムーンという呼称について。こちらはお馴染みネイティブアメリカンによる命名。北米最古の暦系メディア The Old Farmer’s Almanac によると、牡鹿の角が成長しきる時期であることが由来だそう。

他の呼称としては、サンダームーンやラズベリームーンなどがあるもよう。それぞれ、雷が多いシーズンであることや、ラズベリーが実るシーズンであることに由来している。


・見えるのか?

最後に各地の天気をチェックしてみよう。筆者のいる東京は13日の昼の時点で厚い雲に覆われ、時々雨が降っている。どう転んでも今夜は月など見えそうにないが……


気象庁の天気予報によると、やはり東京は、というか、関東全域がダメそう。東北も全滅で、北海道は網走あたりのみ晴れるようだ。

静岡から和歌山までにかけての太平洋側を中心としたエリアや四国、沖縄などが好天に恵まれるもよう。ということで、今夜スーパームーンが見えそうな地域の方は、デカい満月をエンジョイしてみてください。

参考リンク:国立天文台[1][2]、The Old Farmer’s Almanac気象庁NASA、Twitter @NASA
執筆&Photo:江川資具
Screenshot:気象庁

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