本感が増す気がする!
最先端スマートフォンといえば、曲がるディスプレイ。ポケットの中ではコンパクト、開けば大画面って最高の魅力です。なので、この流れがOLEDだけでなく電子ペーパーにもやってくるのは大歓迎。電子ペーパーのE Inkが新たなディスプレイ「Gallery 3」を発表、これ曲がります。
先月カラーディスプレイKaleido 3を発表し、電子ペーパーのカラー化前進を見せつけたE Inkですが、Gallery 3はさらなる進化を遂げています。電子ペーパーの課題の1つであるレスポンスはちょっと我慢が必要なものの(1秒強くらい間があいちゃう)、代わりにKaleido 3よりももっと多くの色を再現可能。Kaleido 3が4096色なのに対し、Gallery 3はシアン・マゼンタ・黄色・白という4色インクシステムを使うことで5万色を超える色を再現可能。まだまだLCDと張り合えるレベルにはないものの、Kaleidoシリーズと比較すると大きなステップアップです。
色の多さはもちろんですが、Gallery 3最大の特徴は曲がって、クルクルっと巻けること。デジタル広告利用もアピールするE Inkですが、クルクルっと巻かれたGallery 3はまさに紙のポスター! 電子リーダーが若干大きくなりつつあるのが(個人的には)気になっており、文庫本サイズにしてほしいなぁと思っている側からしたら折りたためる電子リーダーには期待しかないです。
Gallery 3を採用する端末についてはまだ明らかになっていませんが、年内、遅くとも来年にはリリースされるのではないでしょうか。正直、純粋に本を読むためだけのユーザーとしてはカラーじゃなくていいから折りたためる方を優先して欲しいところ。