こちらは、小売業界の最前線を伝えるメディア「モダンリテール[日本版]」の記事です
※モダンリテール[日本版]は、DIGIDAY[日本版]内のバーティカルサイトとなります
MRブリーフィングは、変動の激しい小売業界が直面する課題やトレンドについて、モダンリテールが注目しているニュースをご紹介します。
家庭用品のブルックリネン、新ブランドで独自マーケティング導入
モダンリテールでは10月、家庭用品ブランドのブルックリネン(Brooklinen)が新しい枕ブランド「マーロウ(Marlow)」について記事を書いた。それは同社がまったく新しいウェブサイトを立ち上げることに決めた製品だ。この枕をまったく新しいウェブサイトとブランドで販売することで、ブルックリネンはより効率的に新しい顧客層にリーチできると考えたのだ。サブブランドがあれば、ブルックリネンは、ブルックリネンの名のもとに別の製品を宣伝するのではなく、マーロウという枕のメリットだけを宣伝する広告を新しい顧客に出すことができる。
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「我々は、製品と市場がフィットしていると確信している製品で、非常に具体的にこれら(の問題)を解決することに集中するつもりだ」とCEOのリッチ・フロップ氏は当時、モダンリテールに語った。
4月初旬に対話したとき、フロップ氏は、マーロウは今年、数百万ドル(数億円)の収益を上げる勢いだと言った。これは、ブルックリネン社全体の収益に比べれば、その額はまだごくわずかだ。しかし、同氏は 「大きなメリットがある」 と語った。
それは、マーロウを使うことで、同社はより簡単に、ウェブサイトで新しい変更を試すことができるからだ。それは、はるかに多くのオーディエンスを持つ親会社のブランドとは、まったく異なる様相だ。「徹底的にテストしなければ、仮説的に変更を加えるだけになってしまうが、それは一般的には行わない」とフロップ氏は話した。「その結果、大きな影響が出るかもしれない」。
フロップ氏は、マーロウというブランドに取り組むことを、自分の仕事のなかでもっともエキサイティングな部分のひとつであるという。「マーロウは、初期段階のスタートアップに戻ったようなものだからだ」。
ーー[原文:Checking in on Brooklinen’s latest experiment]Anna Hensel(翻訳・編集:戸田美子)
MR Newsレビュー
速報系ニュースを振り返る「MR Newsレビュー」。今回は4月8日(金)〜4月15日(木)にモダンリテール[日本版]のTwitterでご紹介したニュースをまとめました。
ザッポス、新CEOは元金融マン
靴ネット通販ザッポス(Zappos)はスコット・シェーファー氏が新CEOに就任するトップ人事を発表。氏は同社で14年間、財務や経営、戦略的スコープなどの役職を歴任してきました(Footwear Newsより)。同社の財務体質強化において、元金融マンとしての手腕が試されそうです。https://t.co/Huhn8hLWMX
— モダンリテール[日本版] (@modernretail_jp) April 8, 2022
インド発フリップカート、上場延期で評価額下げる
ウォルマート傘下でインド発マーケットプレイスであるフリップカート(Flipkart)は、IPOが遅れる中、評価額を従来の500億ドルから、600億〜700億ドルへと引き上げました(BARRON’Sより)。https://t.co/au3uYwshPv
— モダンリテール[日本版] (@modernretail_jp) April 11, 2022
人前結婚式が復調 人手不足が深刻に
ブライダル業界は、大規模な人前式が復活し活況を呈しています。ですが、人手不足と供給不足によって、費用が例年以上に高くなっているようです(ワシントンポストより)。https://t.co/Mnp8OYJLEt
— モダンリテール[日本版] (@modernretail_jp) April 13, 2022
BNPLのSmartpay、EC事業者向けの無料プログラム提供 ひろゆき氏らも協力
BNPL(後払い)サービスのSmartpayが、日本のEC事業者のECビジネススキル向上を目的とした無料オンライントレーニングプログラム「ECグロースアカデミー」を開校することを発表。12日都内で開かれた記者発表会では、支援者のひろゆき氏や日本オムニチャネル協会の鈴木康弘会長らも登場しました。 pic.twitter.com/5fSnDE8zkT
— モダンリテール[日本版] (@modernretail_jp) April 12, 2022
女優ドリュー・バリモア、家庭用品ブランドに出資
家庭用品のグローブ・コラボレーティブ(Grove Collaborative)が女優ドリュー・バリモアによる出資を発表。バリモアさんは同ブランド初のグローバルブランドアンバサダーとしても活動します(Retail Drive)。ちなみに同社の2024年度推定売上高は6億ドル(約750億円)。https://t.co/wPbuRJQArh
— モダンリテール[日本版] (@modernretail_jp) April 13, 2022
Amazon、50種類カスタマイズ可能なシャツ販売
Amazonはカスタマイズ可能なアパレルプログラム、メイド・フォー・ユー(Made for You)の取り組みを拡大します。2020年にカジュアルTシャツで開始しましたが、色柄やデザインなど50種類近くをカスタマイズできるアスレチックシャツを追加しました。(TechCrunchより)。https://t.co/RxQqWi0s5C
— モダンリテール[日本版] (@modernretail_jp) April 13, 2022
フランチャイズG、百貨店コールズ獲得に動く
栄養補助食品小売ザ・ビタミンショップなどを運営するフランチャイズグループ(Franchise Group) が、90億ドルの提示額で百貨店コールズ(Kohl’s)の獲得に動いていることがわかりました。一株あたり69ドルをでコールズを買収する意向を示しているといいます(ロイター)。https://t.co/bbi6aYRyWx
— モダンリテール[日本版] (@modernretail_jp) April 13, 2022
2021年のデジタル広告35%増、2006年以来最大の伸び
デジタル広告の2021年売上は2006年以来最大の伸びを記録しました。インタラクティブ広告局とプライスウォーターハウスクーパースによると、オンライン広告の売上は35%増加したといいます(WSJより)。https://t.co/DRiQuULJ5j
— モダンリテール[日本版] (@modernretail_jp) April 13, 2022
マンゴ、米で3年以内に40店舗オープン
スペインの小売業者 マンゴ(Mango )は、米国での事業を拡大する予定です。2024年までに40店舗をオープンする計画だそうです(RLIより)。https://t.co/jeO1W3zfsZ
— モダンリテール[日本版] (@modernretail_jp) April 14, 2022
ウォルマート、新CFOにペイパルのレイニー氏起用
ウォルマートは新CFO(最高財務責任者)に、ペイパルCFOであるジョン・レイニー氏を迎え入れると発表しました(Yahoo!より)。https://t.co/tV84MkocUM
— モダンリテール[日本版] (@modernretail_jp) April 14, 2022
Edited by 戸田美子