思わず水たまりに飛び込みたくなっちゃうかも!
雨の日の外出は憂うつ…という人こそ、足もとの汚れを気にせず歩けるレインシューズ、レインブーツは必見です。自分にあったレインブーツをできるだけ長く、できれば一生使い続けることは、お財布にも環境にも優しい選択だといえます。
そのため耐久性を重視しつつ、もともと漁師のために作られた老舗ブランドの名品から、脱ぎ履きしやすく犬の散歩やゴミ出しにもサクッと履いて出かけられるアイテムまで、Wirecutterが30種類以上のレインブーツを調査。すべりやすいマンホールやタイルのうえを歩いても大丈夫かどうか、実際に数年使ってみて耐久性はどうか、念入りなテストを重ねた結果、厳選された製品が以下の通りです。
Xtratuf(エクストラタフ)レインブーツ
Xtratuf(エクストラタフ)Ankle Deck Boot / メンズ
調査したなかでもっとも滑りにくいレインブーツ。快適さもトップクラス。濡れた地面、湿った地面を歩くのに最適。
Xtratuf(エクストラタフ)Ankle Deck Boot / ウィメンズ
調査したなかでもっとも滑りにくいレインブーツ。快適さもトップクラス。濡れた地面、湿った地面を歩くのに最適。
こんな人におすすめ:履いたり脱いだりしやすい、万能なレインブーツを探している人。アウトドアシューズとして屋外を歩くのにも快適。斜面など滑りやすい場所でも使える。
ポイント:もともと、漁船でまっすぐ立っていられるようにと設計されたXtratuf(エクストラタフ)Ankle Deck Bootは機能的で、街中で使っても浮かないはず。
ふくらはぎの動きを制限することなく、さらにつま先部分が丸みをおびた形状になっているため、レインブーツなのに歩きやすさは満点。また、履き口が広いため履いたり脱いだりしやすいです。靴の後ろにある小さなゴムのつまみを使うとさらに脱ぎやすいはず。小さな砂利が挟まりにくいのもポイントです。
4年間にわたる調査では、春、夏、秋、初冬まで、雨の日、雨上がりの泥道など、真冬の雪が積もる時期を除いて年中使えました。紐付きのブーツと比べて脱いだり履いたりしやすく、散歩するにもこのレインブーツがお気に入りでほかの靴の出番が減るほどでした。
メンズとウィメンズ用でサイズは分かれますが、フィット感や形状はどちらもあまり変わりません。
注意点:唯一、気になることを挙げるとしたらその見た目。カジュアルな場面では問題ないにせよ、もっとスタイリッシュなレインブーツが良いという場合には以下の候補もチェックしてみてください。
防水EVA素材の超軽量なレインブーツ。価格が手頃で、サクッと履きやすいのも魅力。
Crocs(クロックス)Jaunt Shorty Boot
防水EVA素材の超軽量なレインブーツ。価格が手頃で、サクッと履きやすいのも魅力。
こんな人におすすめ:ゴム製のレインブーツを履いていて重たく、ドッと疲れたことがある人。
ポイント:レインブーツにはとにかく軽量感を求めるという人には、Crocs(クロックス)AllCastレインブーツがおすすめ。運動用シューズのソールによくみられるEVA素材で、ゴムやPVC製よりも軽量なのが魅力です。脱ぎ履きしやすく、2年使用するなかで防水性も文句なしでした。
注意点:このレインブーツを選ぶ最大のポイントは、やはり軽量であること。耐久性に関しては(wirecutterでは2年間使用で現在のところ問題ないですが)ゴム製ほど長くは持たないかもしれません。頑丈さについても同じことがいえます。
あるwirecutterスタッフは、愛用しているクロックスと同じサイズを購入したところ、足のサイズはぴったりなものの、足首まわりがキツく感じられたとか。購入前に一度試着してみて、必要であれば1つ大きなサイズを選ぶとより快適なフィット感が得られることもあるかもしれません。
通常、上記で紹介したXtratuf(エクストラタフ)と比べると値段は安めですが、それでも安いものではありません。ただ、値段のわりに安く感じられるという意見もあるかもしれません。
レインブーツよりも靴紐をギュッと結べて、しっかりとした履き心地を得られる。濡れた地面も、泥道もこれ1足でバッチリ。
こんな人におすすめ:泥道も気にせず歩けるレインブーツを探している人。脱ぎ履きの良さはあまり重視せず、見た目のスタイリッシュさにはこだわりたい人。
ポイント:アウトドアシューズの定番ともいえるダックブーツは、じつはL.L.Bean Beanが先駆者。ラバーソールで半分はレインブーツ、もう半分はレザー、靴ひもの結び目があるというスタイル。最もうまく考え抜かれたアウトドア用ブーツを探しているならば、L.L.Bean Bean Boots 8インチ(メンズ/ウィメンズ)を選ぶべきだといえます。
アウトドア界隈ではよく、2つ以上の用途があるものを持ち歩くのが良いとされています。今回紹介している他メーカーのレインブーツのなかで、快適な歩行、泥道、雨対策という3つの目的をもっともバランスよく果たしてくれるのはL.L.Bean Beanでしょう。
特に紐付きレザーが高機能で、これにより足首が動かしやすく、さらに靴紐により泥道でもブーツが脱げにくいはず。
ブーツ底は、小さな砂利が挟まりにくかったり、泥を洗い流しやすかったり、わりと厚底ですり減る心配もなし。金属パーツにより足の保護、磨耗対策が期待できるのもポイント。
内側に縫い付けられているベロやゴムのシャフトにより、深い水たまりに入ってもある程度の高さまでは防水効果が期待できそうです。
L.L.Bean Beanブーツの人気っぷりは、メディアでも注目されるほど。ファッションの流行り廃りはさておき、一度購入したら何十年と長く使えるはず。
真冬の寒さに耐えられるような裏地はなし。天候によって厚手の靴下を履くか、フランネルの裏地つき(メンズ/ウィメンズ)、シアリングラインド(メンズ/ウィメンズ)、ゴアテックス(メンズ/ウィメンズ)などの別モデルもあります。
Hunter Original(ハンター)レインブーツ
Hunter Original(ハンター)Short Rain Boots
スリムでおしゃれなデザインが魅力。価格は安くないものの、その分耐久性は期待できる。サクッと履きやすい。
こんな人におすすめ:シンプルなデザインでファッション性が高く、よく作り込まれたものが好きな人。世界大戦時に誕生し、いまや女性を中心におしゃれなレインブーツとして注目を集めているHunterのデザインが好きな人。
ポイント:ハイエンドなブーツとして人気を誇るHunter Original(ハンター)Short Rain Bootsは全体的によく考え抜かれています。ブーツ全体がゴム製の長靴タイプで、靴裏は小さな砂利が挟まりにくく、雨天用タイヤのように水を弾くようにできています。5年ガッツリ使っても、剥がれや傷は見当たらず、頑丈にできているのがわかります。
注意点:Hunterからはロング丈のブーツも出ていますが、ふくらはぎ周りのフィット感が気になる(さらに重たい)という声もあります。そのため、wirecutterではふくらはぎまで達しないショートブーツのほうをおすすめしています。
wirecutterスタッフの使用者は、スタイルはかっこよく、どんなコーディネートにも合わせやすいけれど脱ぎ履きはしづらいという声も。インソールが平たく、快適さはそこまで期待しない方が良いかもしれません。
※価格など表示内容は執筆現在のものです。変更の可能性もありますので、販売ページをご確認ください。
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