ココイチを一言で表すならば「安定」だ。カレーのウマさは今さら言うまでもなく、何を食べても間違いが起きず。加えてトッピングも充実していて、自分好みのカレーを作ることができるのだから非の打ち所がない。
ただ、かなりの変化球をトッピングすると話は変わってくるかもしれない。例えば2022年3月1日から新しく発売された大豆ミートハンバーグとか。モノによっちゃ微妙なものもあるなかどうなのか。
・ココイチの大豆ミート
先の大豆時代を見据え、このところ各所で積極的に取り入れられている大豆ミート。その名の通り大豆を肉のように加工したもので、一度くらい食べたことある人もいるのではないか。
なお、ココイチでは大豆ミートハンバーグに先駆け、2020年より「大豆ミートのメンチカツ」を販売していた。それだけにノウハウを持ちつつ、大豆ミートのハンバーグを売り始めたと見てよさそうだ。
・実際に食べてみた
大豆ミートハンバーグはココイチベジカレーとのセット(税込740円)推しで売られており、動物由来の原材料を使用しないカレーメニューとして食べられる。今回は比較のためにノーマルのハンバーグをトッピングで注文したのでそうならなかったが、出てきたのがこちら。
フム……
どっちが大豆ミート……?
パッと見で判別できないくらいハンバーグしている。なんとなく手前がそうかなと思うが、断言できるほどの違いはない。見た目がそうなら当然味も……安定のココイチはやはり大豆ミートでも安定なのか?
・大豆ミートハンバーグ、戦える
そう思いつつ一口食べてみると、どちらが大豆ミートなのか一発で分かった。肉の方がジューシーで(←当たり前)胃に落ちるまでしっかりと肉肉しい。しかし、だ。
大豆ミートも負けておらず、噛んだときの食感は肉のハンバーグと酷似。ハンバーグっぽさは十二分に再現できており、食べ比べたら分かるけど言われなければ気づかないレベルにまで達していると言っていい。
しかもしかも……
ナイフで切ったら肉汁っぽいのがジンワリと出たから、ハンバーグを食べている感覚が普通にある。断面も瓜二つで普通にウマいし、個人的には「ハンバーグはもう大豆ミートしかありません」と言われても構わないなと感じた。
・カレーと大豆ミートの相性◯
そう思わせてくれた一因はやはりカレーで、一緒に食べると大豆ミートだというのが全く気にならなくなるのだ。パワープレイじゃねぇかと思われるかもだが、カレーは数ある大豆ミートメニューの中でも相性いいかもしれない。
それにしても、今回食べたカレーがこれで動物由来の原材料を使用していないとは驚いた。どのカレーソースでもトッピングできるとのことだけど、個人的にはココイチベジカレーとのセットでリピもリピあり。もとから大豆の方を選びたい人にとっては歓喜しかないだろう。
参考リンク:ココイチ「大豆ミートのハンバーグ」
執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.