ファミレスが好きだ。というか料理そのもの以上に、ファミレスで過ごす時間が好きだ。
友達とのダラダラした他愛ないおしゃべり、広いテーブルでひとりでボーッと本を読んだり作業をする時間……。そんなとき、傍らにあるのがドリンクバーである。
楽しいファミレスタイムを彩る立役者ともいえる「ドリンクバー」に注目するのがこの「ファミレスのドリンクバー大解剖」シリーズである。似ているようで、各ファミレスによって個性があるのだ!
第2回を飾るのは……ジョナサンのドリンクバー!
なにげにジョナサンはドリンクへのこだわりがすごい。私はジョナサンのドリンクバーが大好きである。
・こだわりのラインナップ
ジョナサンのドリンクバーの構成は
・ジュースマシン
・ジュースバー
・コーヒーマシン2種
・お茶コーナー
公式サイトによるとドリンクのラインナップは30種類以上といった感じ。前回のデニーズは50種類以上だったので、それに比べると少なめ。
ジュースマシンは第1回のデニーズで紹介したコカ・コーラ社のものと同じ、フレーバー付きのコーラやジンジャーエールが作れるタイプ。
少しラインナップが異なり、私が訪れた店舗には「レモンクリームソーダ」なるものがあってビックリした。激レア!
・ジョナで抹茶ラテ飲まない人とかいるの?
個人的にジョナサンのドリンクバーで必ず飲むものといえば「抹茶ラテ」である。
10年以上前からラインナップに抹茶ラテがあるのだが、漫画喫茶のドリンクバーみたいな薄い感じではなく「濃くて甘い」のである。
最近は店舗によってはなんと「ほうじ茶ラテ」もある。これまたちゃんと香ばしい香りを感じられるし、濃くて美味い!
濃厚なのでこれを飲めばもうデザートはいいかな〜ってくらいである。こんなものを飲み放題にするなんて、ジョナサンは太っ腹すぎるのではないか。
・ジョナといえばお茶のカップ
そして、お茶にも注目。ジョナサンのお茶はティーバッグではなく、しっかりとリーフで入れられるようになっている。フレーバーティーは花びらやハーブが入っていて見た目も鮮やか!
茶こしとフタがセットになった機能的なカップ、最初に見たときは唸った。
フタをひっくり返すと茶こし置きになるし、これ便利だよね。
茶葉の種類こそ、デニーズほど多くはないもののそこにあるのはこだわりの精鋭たち……。
オーソドックスな
・ダージリンティー
・アッサムティー
・深蒸し茶
から変わり種では
・フルーツカクテルルイボスティー
・桂花美人茶
・シナモン&ナッツオルゾー
・しょうが紅茶
・黒豆茶
など、他にはあまりないような小洒落たフレーバーティーが多いのである。あんまり香料がキツくないところもいい。個人的には金木犀がほのかに香る「桂花美人茶」が好み。
お茶にはこだわりがあるようで、ダージリンティーも茶葉が大きくて香りがいい。もし、お茶会を愛したマリー・アントワネットをファミレスに連れてくるなら圧倒的にジョナサンであろう。「今日はジョナサンは大変な人ですこと……!」
・季節のコーヒーにゲイシャが!
そしてコーヒー派に見逃せないのが季節のコーヒー。2022年3月に訪れた際には希少なゲイシャ種のコーヒーが飲めるようになっていた。
通常の苦味が強いブレンドコーヒーよりもスッキリと華やかな味わいで、飲みやすい。
あとはチョコレートの風味が楽しめるカフェモカや、カフェインレスコーヒーなどもある。ココアも水っぽくなくて、濃厚で美味しいぞ〜。
ジョナサンのドリンクバーは単品が税込み439円、セットが税込329円。
甘い系のカフェメニューやティーメニューが充実しているジョナサンは、さながらドリンクバー界のスタバといったところか。
ていうか、作業場所としても、席は広いし電源もあるし、ご飯もいろいろあるし、むしろスタバよりジョナサンのほうがはかどる気がするんだよなあ。実際、私が行った店舗ではPCを広げて作業している人が多かった。時代はスタバよりジョナサン。間違いない……!