Windowsの最新OS「Windows 11」のテスター向けプレビュー版に、「Windows Updateにおける二酸化炭素排出量の削減に役立つ機能」を導入したことをMicrosoftが発表しました。
Announcing Windows 11 Insider Preview Build 22567 | Windows Insider Blog
https://blogs.windows.com/windows-insider/2022/03/02/announcing-windows-11-insider-preview-build-22567/
Microsoft is trying to lower carbon emissions via Windows Update, of all things | Ars Technica
https://arstechnica.com/gadgets/2022/03/microsoft-is-trying-to-lower-carbon-emissions-via-windows-update-of-all-things/
Microsoftは2022年3月2日、Windows 11の最新機能を一足早く試せるWindows 11 Insider Previewの開発者チャネルに参加しているテスターに対し、プレビュー版ビルドである「Windows 11 Insider Preview Build 22567」をリリースしました。今回のビルドでは、「設定」におけるMicrosoft 365のサブスクリプション管理が簡単になったほか……
デバイスのセットアップ時にAndroidスマートフォンをPCとリンクさせることも可能になりました。PCとスマートフォンをリンクすることにより、PCからモバイルアプリを使用し、テキストメッセージの送信や通話などが可能になるとのこと。
また、信頼できないあるいは潜在的に危険なアプリケーションをブロックする「Smart App Control(SAC)」という新機能も追加されています。その他、「ファイルを開く」のダイアログボックスのテーマや音声入力機能の改善、バグの修正などが行われています。
今回のビルドで特に注目されているのが、「Windows Updateにおける二酸化炭素排出量を削減する新機能」です。Windows Updateは、コンピューターが使用されていない可能性が高いタイミングで更新プログラムをインストールするよう設計されていますが、新たなビルドでは「できるだけ多くのクリーンエネルギー源(風力・太陽光・水力など)が利用可能な時」にインストールするようになっているとのこと。
この機能はPCが電源に接続されており、リアルタイムで発電当たりの炭素排出量や再生可能エネルギーの割合を確認できる「electricityMap」や「Watttime」などのデータを利用できる場合のみ有効になるそうです。機能が有効になっている場合、「Windows Updateの設定」にメッセージが表示されます。
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