侵攻止めるにはロシア世論が重要 – 早川忠孝

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これは単なる軍事侵攻ではなく、侵略だと言い切るべきだろう。

プーチン大統領には多少とも理性があるだろう、どこかで軍事侵攻は止まるのだろう、などと軽信していたことを恥じている。

この凶暴な侵略者に対抗するのは、至難の技と言わざるを得ない。

しかし、ウクライナ軍の激しい抵抗でロシア軍にも多大な被害が出ており、ロシア軍の侵攻の勢いが止まりつつある、という話も飛び交っている。

ドイツがウクライナに対する武器の供与に踏み切った、という話も出ているから、必ずしもプーチン大統領の思惑どおりには進展しないのかも知れない。

ロシア国内でプーチン大統領の今回の侵略行為を非難する声が上がり始めている、という話もある。
ウクライナ政府の発表によると、ウクライナには3000体以上のロシア軍の遺体があるという。

4、5日でウクライナ全土を制圧するというプーチン大統領の当初の見通しが外れて、戦線が膠着状態に入っているのであれば、戦闘に従事しているロシア軍の中から何らかのメッセージが発信されてきてもおかしくない。

今回の侵略によってロシア軍が蒙っている被害が当初の想定以上に甚大だ、ということになれば、ロシア軍やロシアの国民の間からプーチン大統領を非難する声が上がってきてもおかしくない。

プーチン大統領の蛮行を止めることが出来るのは、結局はロシアの国民であり、ロシアの軍隊だということになりそうだ。

私たちに出来ることは、やはり国際世論を盛り上げて、ロシアの国民やロシアの軍隊に蹶起を促すことかも知れない。

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