FNNが今のオミクロンでの死亡者について医療現場の声を聞いて記事にしています。
>2週間前、Mr.サンデーでこれまでのコロナウイルスに比べ、オミクロン株の致死率が低いことを報告した沖縄県専門家会議の藤田座長。その時の沖縄県での死者は1人。致死率は0.03%だったが、現在は…
>沖縄県専門家会議 藤田次郎座長:
高齢者施設のクラスターがありまして、現時点で4万人の方が感染して20名の方がお亡くなりになった。すなわち、致死率が0.05%まで若干上がっております
2月の頭に自分もブログに書いてますが、残念ながら現場は大混乱中です。そしてあの沖縄でも死者は増えています。とはいえ、沖縄の蔓延防止重点措置は解除予定となりました。報道特集で紹介されていましたが、沖縄の高齢者感染者対応に学ぶ必要があります。そして大阪の失敗にも。
3回目のブースターワクチンが遅れたことで(第5波で死亡を防がれた)たくさんの高齢者の死亡を招いています。でも記事にも書かれているように、
>様々な基礎疾患を持っていたり、もともと病気があるということで、オミクロン株の感染がきっかけになっていると思うんですけど、直接の死因とは言いにくいと判断しております
>コロナ肺炎を起こしていない従来の治療法が通用しないんです
そうオミクロン株でなくても高齢者が風邪をひけば命を助けるのは簡単ではないんです。だから感染させないことが大切だったのですが、もともと重症化予防はできてもワクチンでの感染予防効果がやや弱いオミクロン株、そして今回のブースター接種の大幅な遅れは、今までのコロナ治療が対応できない、そして第1線救急医療が今まで対応しなくてよかった超高齢者医療の限界(老衰)なのです。
モデルナの接種は希望者が少なく、自治体の接種は進んでいません。でも当院も含めてファイザーは供給されません。なぜだろうと思っていたらこんな記事が出ました。
1億2000万回分の供給と別のわずか1000万?わずか600万回分について来月前倒しで供給合意?1200万回分、一般向けが3400万回分の合わせて4600万回分の供給が受けられる見通し?それって最初の契約ではいったいいつ来る予定だったの?
これからわかることは、契約による供給予定が最初からとても遅かったということ(8ヶ月予定)だったのでしょう。急いだ今ですら全員の供給完了が5月とのこと。結局厚労省の予想が甘く、そのバックアップのモデルナの変なイメージ払拭もできていなかったということは本当大失敗です。
とは言え、感染のピークアウトは生じ山火事はやっと落ち着いてきました。短期集中超大量ワクチン接種があった5波と違い収束スピードはそこまではやくはありませんが今後必ず落ち着いてきます。
今こそあの菅元総理の言葉を再掲します。明かりははっきりと見えはじめている。あの時と同じように総理自らファイザー社と談判すればきっと間に合ったでしょうに。